「JEATH War Museum」から北に約2キロほど、カンチャナブリー駅の近くに泰緬鉄道博物館がある。Google map上では「死の鉄道博物館」という名称で登録をされている。
入場料は140バーツ(約476円。1バーツを3.4円で計算)。
中の喫茶店でコーヒーか紅茶が1杯無料でいただける。
▼館内の様子
館内の写真撮影はOKという事で一部掲載。
大東亜戦争時の旧日本軍の戦闘箇所の説明から始まり、泰緬鉄道建設の必要性、鉄道工事中の様子、環境に関してのデータなどが、英語とタイ語で記載されている。
▼フィリピンでの旧日本軍の移動写真
▼当時に使われたお皿やカラトリー
▼資材を運ぶために改造したトラック車両模型
▼Human Cost と書かれた説明
この説明ではどこの国籍の方に対し、総労働者と何人死亡したかが表されている。
Malay(マレー人) 総労働者数が75,000人、そのうち42,000人が死亡。死亡率約56%。
Burmese(ビルマ人) 総労働者数が90,000人、そのうち40,000人が死亡。死亡率約44%。
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Japanese, Koreans(日本、韓国人)総労働者数が15,000人、そのうち1,000人が死亡。
死亡率約7%。
このように、国籍によって大きな労働環境の差があったであろうという、事実に基づいたと思われる情報が掲示されている。
▼各国の軍隊のシンボル
▼戦線で負けた日本の戦歴史
▼当時使われていたお札など
▼連合国軍の空爆によって破壊されたクウェー川鉄橋写真
▼当時の様子を描いたステンドグラス
▼2階にある喫茶店
館内の最後にこの喫茶店でドリンクが無料で飲める。お土産や軽食も半場を意をしていた。
日本人にとってはかなり見るのが苦しい博物館だが、当時何があったのかが客観的に良くわかるので、是非訪れてほしい。
日本語での説明があればもっと良いのだろうが。
クウェー川鉄橋では、はしゃいで写真を撮っている日本人を含む観光客の方々が多くみられたが、できればこの施設を見学してから、当時どれだけの犠牲を払って何のために作られた鉄道なのかを心にとめて鉄橋を見ると、また違った気持ちで訪れることができると思う。
名称 : The Thailand-Burma Railway Centre(泰緬鉄道博物館<タイ-ビルマ鉄道センター>)
開館時間 : 毎日 09:00‐17:00
入場料 : 140バーツ
▼泰緬鉄道博物館の横にある連合軍共同墓地
泰緬鉄道博物館のすぐ南には連合軍共同墓地がある。
泰緬鉄道の建設に携わり、けがや病気で命を落とした連合軍兵士約7000人の墓石が整然とても整備されて並んでいる。
20代の連合軍の兵士の方々の墓石も多く、悲惨さがここからも伺うことができる。
訪れた日も多くの欧米の方々が、花をもって訪問をされていた。
とても神聖な場所なので、敬意を払って訪問をさせていただいた。
名称 : The Kancbanaburi Allied War Cemetery(カンチャナブリー連合軍共同墓地)
開館時間 : 毎日 08:30‐18:00
入場料 : 無料