パーイという町は、本当にこじんまりしている。
ここに来る観光客は、宿でのんびりするかバイクでツーリングをするのがメジャーな過ごし方だろう。
たしかに夜は雰囲気のいいナイトマーケットがあり、昼間はカフェでのんびりするのもいい。
ただそれではもったいないので、バイクを借りてうろうろしてみた。
その前に、朝ごはんのカオソーイを近くのお店でいただいた。
ココナッツミルクを加えたカレー風味のスープは、日本人の口にも非常に合う食べ物だ。
卵麺の歯ごたえと、ライムを入れた味わいは何とも言えないおいしさがある。
この1人前のカオソーイで、大体40バーツ~(約136円。1バーツを3.4円で計算)で食べることができる。
さくっとカオソーイを食べ、宿の近くのレンタルバイク屋でスクーターを借りることに。
▼近くのレンタルバイク店
今回は1人なので、一番小さい排気量のスクーターを借りることに。
他のお客さんに対して、2人ならこのバイクがお勧めなど、細かいアドバイスをしていたのがいい印象だった。
借りたバイクは1日150バーツ(約510円)と、借りるときのデポジットとしてパスポート(もしくは3000バーツ)を渡して書類に記入をし、すんなりと借りることができた。
街中ではヘルメットを着用せず運転する人も多かったが、安全を考えヘルメットは着用して運転してほしい。
自分が借りたバイクはナンバープレートがなかったが、タイらしくマイペンライ(問題ない)らしい。
久しぶりの原付スクーター。とはいっても5分も走れば問題なく、違和感なく運転することができた。
日本みたいに交通量も多いわけでなく、あおってくる車も少ない。
そういう意味では、非常に走りやすい場所だと感じた。
そして本日最初に向かった観光地は、南湖山地村(Santichon Village)!
ここはもともと中国共産党軍と戦った旧国民党軍の子孫が住みつき村となり、ライチやお茶の栽培、観光業で生計を立てるようになったらしい。
現在の住民は1070人、150家族が生活をしているみたいで、テーマパークのようになっている敷地があり、タイに居ながら中国という異文化体験をすることができる場所だ。
↑場所はこの辺り。
パーイの町をバイクで西に進み、約10分。
ほぼ1本道を進み、のどかな田園風景を抜けると、大きな中華っぽい門が見えてきた。
そこを進むと、完全に観光客向けの施設っぽい村が出現。
入場ゲートなどはなく、基本的に無料で散策をすることができた。
村内は割と広く、レストランや商店、お土産屋さんがまずは出迎えてくれた。
そこをさらに奥に進むと、弓道場、乗馬、謎のブランコ、山村の由来がある建屋などが姿を現す。
↑弓道場は別途料金
↑変わった形のブランコ?こちらも有料で1人25バーツと書いてある。
↑ポニーもいたが、もちろん有料だ。
建物の1つには、この村の由来が書いてあるボードがあった。
その写真を見るだけでもなかなか面白かった。
これらも合わせのんびりとしたこの雰囲気は、まったく商売っ気がなくいいかんじだ。
奥に進むと小さい湖があり、その周辺をレンタルチャイナドレス屋さんが何件か軒を連ねていた。
そして、写真をとる人々の姿もあった。
レンタル衣装のほかにも、各種グッズやお茶なども販売していた。
さらに進むと石でできた建物があった。
村内はとにかく「それっぽい」感じで作られており、奥にはこのような砦のような建物も見ることができる。
そしてさらに奥に行くと、非常に眺めの良い場所があるということでバイクで行ってみることに。
徒歩で行けないことはないだろうが、かなり坂道なのでバイクで行くのがいいだろう。
↑山地村から西にバイクでさらに5分ほど進む。
かなり急な坂を抜けると展望地の入口があった。
ここはパーイの中では1,2を争う絶景だろう。
翌日の早朝も朝日を見に来たが、極寒の中だったが数百人がここに集まっていた。
確かに景色も良く、非常に綺麗な朝日を見ることができる場所だ。
ちなみに入場料は1人20バーツ(約68円)だった。
↑天気も運良く快晴で、遠くの方までパーイの町を眺めることができた。
ここには1件の茶屋と、お守りを販売しており、真ん中にある大きな木にくくりつけて願いをかなえるようなスタイルだった。
自分は翌日の早朝の日の出しか見ていないが、夕日もきれいなのかもしれないな。
山地村とこの展望台合わせて1.5~2時間程度で十分見ることができるだろう。
そして自分は次の観光地へと向かった。
次の目的地は竹橋(Bamboo Bridge)!
パーイの町の中心から、バイクで南東に向かっておおよそ30分ほどの所にある。
農地の中に、かなり長い竹の橋があるということで有名らしい。
↑場所はこの辺り。
まずはパーイから南にメインの道路を下る。
途中にはぽつぽつと、インスタ映えしそうな看板があった。
↑「I am PAI」謎の看板。
道を下り、途中で南に下って進行方向右手の方に道路を曲がる。
そこの写真を撮り忘れたが、曲がった先に「Pam Bok Waterfall」が通り道にあるので、その滝のための少し小さめの看板が出ていたと思う。
自分はグーグルマップで確認しながら、その道を曲がることができた。
曲がってしばらく山道を進むと、竹橋の看板が出てきた。
丁度この位置が「Pam Bok Waterfall」がある。
奥に進むとヨーロピアンの方々が水着で何人か泳いでいた。
ちなみにここへの道は割と急な坂が多いので、2人乗りで行く場合はパワーのあるバイクを借りた方がいいだろう。最悪バイクを下りて移動する場所が出てくるかもしれない。
この看板の場所をさらに進む。
割と開けたスペースが出てきて、ここが竹橋の駐車場みたいだった。
何台かバイクが置いてあるだけで、特に何もない。
そしてその目の前には2~3件、上の写真のようなレストランが営業中だった。
駐車場から歩いて数分で、このようなカウンターが出てきた。
ここでの入場料は1人30バーツ(約102円)とのこと。
チケットを受け取り先に進んだ。
かなりのどかな田園風景に、竹の橋が架かっているだけだが、なかなかいい景色が見れて写真スポットだと思った。
丁度稲刈りの時期だったようで、普通に農作業をする現地の方々が見られた。
↑竹橋の途中には魚のえさが置いてあった。この費用で近くの学校の教育費にするようだ。
↑こんな感じで田んぼの横に竹橋がかかっていて奥に歩いて行った。
全部合わせると、長さはおそらく1キロ以上あるんじゃないだろうか。
↑入り口近くにある竹橋コーヒーショップ。
駐車場のレストランとこのコーヒーショップ以外は、特にお店は見当たらなかった。
ただ延々と、このような景色の中を歩いていく。
すると最後らへんの道先に、なんとお寺があった。
しかしながらここは、仏教の行事をするイベント日のみ開くようで中には入れなかった。
↑お寺の近くにいた犬。のんびりと日向ぼっこをしていた。
お寺から先はまた普通の道路なので、来た道を戻った。
↑入り口近くにあった例のブランコと、弓場?。的がちょっと怖い(笑)
竹橋の滞在時間は全部歩いても、行って帰って1時間程度だろう。
確かに、普段見れない綺麗な景色を見ることができたのは間違いない。
パーイでバイクを借りたのなら、訪れてみたい場所だろう。
そんな感じで前半の2か所は終了。
バイクでのパーイ観光は次につづく。