香格里拉古城の中を歩いてみて、古城内の中心部でもある亀山公園に到着をした。
大きな広場を中心に小高い丘になっている大亀山と、2つの博物館が左右に建てられている。
山から見て左手にあったのが、この中心鎮公堂と書かれた建物で、1724年に建設された歴史ある建物のようだ。
中は撮影禁止だったが、あの派手なチベット仏教独特な内装で、空気が張り詰めている場所だった。
またこの場所は、共産党の司令部が置かれていた時期もあり、このお堂の周りの建物には数多くの展示物や説明書きがあった。
基本的には中国語のみの説明だが、かなり見ごたえがあったので時間があれば、見に来てもいい場所だろう。
再度広場に戻り、山にあるお寺へと向かってみた。
広場から山にそびえ立つお寺を見た様子。
綺麗に木々が植林されており、このような大きな水場も用意されてあり爽やかな感じの場所だ。
ここにもおなじみの銅像が飾られている。
階段を登っていくと大きな門が出てくる。
これを超えると大きな像が飾られている場所があり、左にある入口と書かれた門を抜けてどんどんと階段を登って行った。
上に登る階段はここでは左右に分かれており、短かったものの結構急で少ししんどかった。
落書きしないでね、という注意書き。ということは結構する人が多いのだろうか。
宗教的なところでも世界各地の観光地となってしまうと、こういういたずらは日本だけでなくどこでも起きえるのだな。
とても残念だ。
ものものしい監視カメラ。そんなにいたずらとかが多いのかな?と思うくらいカメラが多いエリアだった。
数十段ほどの階段を登って頂上へと到着。
夕方くらいの時間だったが、そこそこ観光客がいた感じだな。上への道はここしかないので、あの大きなマニ車を回すにはここを登るしかない。
頂上に上がってすぐ、この大佛寺というお寺が見えてくる。
中でお香を手に入れることができ、外のお香立てに入れる人が多く見れた。
こちらも中は残念ながら撮影は不可だったが、かなり立派なもので素晴らしい壁画を見ることができる。
お寺を出て、頂上の歩道を歩いてみることに。
正面左手にはまだ建設途中のお寺があり、チベットのタルチョ(旗)との色合いが非常に綺麗な風景を見ることが出来た。
頂上から下を見た風景はこんな感じ。木の皮?か板らしきものを屋根に乗せているけど、雰囲気を出すためなのか伝統的な作り方なのかは分からなかった。
奥の方はこのような屋根ではないし、景観を気にしての物かなと思う。
そして見えてきた巨大マニ車。
マニ車とはチベット仏教独特な仏具で、中にマントラ(お経などの言葉)が書かれており、これを回すことでそのお経を読んだのと同じ功徳を積むとされている仏具だ。
手に収まるサイズから、お寺などに設置されている数十センチくらいのサイズ、そしてこの10mを超すものとサイズやデザインは様々だ。
東チベットに昔行った時でもここまで大きなマニ車は見なかったな。
とにかくこのマニ車は巨大で、一人で回すことは難しいかもしれない。
常時何人かで回している感じなので分からないが、数人でもかなり重く惰性が付いていないと厳しいものだった。
ほぼ自分を含め観光客ばかりで、熱心な信者さんは数人いたくらいかな。
皆思い思いの写真を撮ったりしていたのが思い出深い。
こんな感じで一通り見て回れたので、一度宿に帰り休憩をしようと思い戻った。
夜にはライトアップがされると言う事で、日が落ちてから再度来ることにした。
そして20時ごろ、日が完全に落ちたので再度亀山公園に向かってみるが、もう外を少し歩くだけでやけにライトアップが目立つなぁと感じた。
宿からの途中の風景。ライトアップの色が変化していてかなりド派手だ。
大体7色くらいだったかな、一定時間で色々変化していく感じのライトの照らし方だった。
思っていたライトアップとは違い、何色にも変化するタイプのライトのようだ。
夜は夜で亀山公園周辺は賑わいを見せ人も多くいたが、なんというかもっとシンプルなライトで良かったのでは、と思ってしまう。
薄い青や黄色はまだましだが、赤とか紫はどうも合わないなぁ、この建物には。
とにかく異様という言葉が合うライトアップだった。
亀山公園のお寺すべてがこんな感じ。
綺麗っちゃ綺麗だけどな。いろいろと実験した結果このライトに行きついたのだろうか。
このマニ車もライトアップされていた。
とにかく色もそうだけどやっぱやることがすごいな中国は。
ま、綺麗な写真も撮ることが出来たので良しとしようか。
こんな感じで昼と夜の亀山公園を満喫することが出来た。宿からも近くこじんまりとしているので夜はこの辺を歩くくらいしかすることがないのも丁度良い。
本当に個人的に好きな規模の街に出会えてよかったなぁと思う日だった。