雲南省昆明に到着してからの宿への移動と初日の観光について 中国-昆明

昆明の空港に到着してから約5時間、市内への軌道交通(地下鉄)が走り始める早朝までなんとか時間を潰すことができた。

とりあえず一度宿に向かって荷物を置いてどうするか考えよう、そう思い空港内地下2階にある軌道交通乗り場へと向かった。

 

↑空港の場所はこの辺。軌道交通の6号線、終点の駅となる。

 

チケットの買い方としては入り口に自動券売機があるので、画面上にある目的地の駅名をタッチすると、そこまでの運賃が出るのでお金を入れればそれでOK。

画面下に「ENGLISH」のボタンがあり英語表記にも変更できるので、初めて使ったが親切で非常にわかりやすい。

お金を入れチケットと、お釣りがもしあれば同様に機械下部から出てくるのでそれを受け取りゲートへ。

 

チケットはICカード式で入場ゲートにタッチをして入るスタイルだ。

ゲートの前には空港のような厳重な荷物検査があり、その機械に荷物を通しそして人も検査ゲートを通ってボディチェックされパスをして入場する。

引っ掛かる人は見た感じいなかったが、タイよりは完全に威圧感のあるチェックの様子で少し驚いた。

やはりそれだけ何かリスクがあるのだろうか。

 

そして改札を通りホームへと降り、始発の電車へと乗ることができた。

昆明空港駅始発の軌道交通は6時20分、車両に乗ってみると思っていたより車内は綺麗でビックリした。

 

空港駅から目的地の駅まで、残念ながら直には線路が通っておらず2度乗り換えて到着。

早朝だったが月曜日と言うこともあり、そこそこお客さんは乗車していた印象だ。

 

↑空港へつながっている6号線は2019年6月現在、東部バスターミナル駅までしか通っていない。

このバスターミナル駅で、別のピンク色の3号線に乗り換えて再度移動。

 

东风广场(東風広場)という駅で再度青色の2号線に乗り換え、宿の最寄り駅である上記の名前の駅に着くことができた。宿へはこの駅から歩いて15分ほど。

駅から宿まで少し距離があったが、この間を歩くだけでビンビンに中国を感じることができたのは楽しい出来事だった。

大量の電動バイク、ボリュームMAXの人々の声、いかにも中国と言う雰囲気の建物、道路に出ている屋台、しかし意外にゴミも落ちていない綺麗な街並みなど、ここで初めて本当に中国に着いたんだなぁと強く感じた。

 

宿までの道のりは1本だったが、一応スマホの地図を見ながら進み迷わず着くことができた。

ここでも事前に購入していたSIMカードが活躍。やはりGoogleマップが使えるのはとても安心感があるな。

 

そして到着した宿のカウンターにてチェックインが出来るか聞いてみると、ベッドは空いてるから入っていいとの事。

これは本当にラッキー!タイミングも良かったしスタッフさんが優しい人でかなりツイていたな。

本来なら12時とか14時とかがチェックイン時間だろう。この時は朝の7時過ぎ、やさしい対応に感謝。

部屋の説明を受け、カードキーとロッカーキーをもらい建屋の奥へと進み部屋に到着。

 

予約サイトの写真の通り、かなり綺麗なドミトリーでいい感じ。

とりあえず荷物を置いて、とにかく寝ていなかったので少し寝ることに。日本からの出発から合わせてほぼ24時間寝ていない。

この時で、朝の7時半。

2~3時間寝てそれから昆明市内の観光に行こうかな、と思いバタリと倒れて少し仮眠をした。

 

そして気づいて起きれば13時半。10時にセッティングしていたスマホの目覚ましを完全に意識なく止めていたようだ、トホホ。

まだかなり眠かったが時間を無駄にはできないので、シャワーを浴びて準備をしてとりあえず行ってみたかった雲南民族村に行くことに。

雲南省には多くの少数民族が暮らしており、雲南民族村はその人々の文化や生活を集約した観光スポットとなっている。

宿の人にバスでの行き方を聞いたら、運よく宿の近くのバス停から民俗村まで1本で行くことができるようだ。

 

バス停は宿の前の大通りを渡った反対側にあった。

乗車するバスの番号はA1、バスの外観や行先の案内表示板にA1の文字があるのでわかりやすい。

しかもこのバスは2階建てバスで目立ち、なおかつかなり頻繁に来る様子だった。そのバスに乗車し40分ほどかけて移動した終点に民族村はあった。

運賃は1回2元で、どこまで行っても定額なのが素晴らしい。バスに乗るときは運転手横の前側のドアから入り、運賃箱にお金を入れるだけだ。

そして15時頃、その終点のバス停に到着。バスを降りて右手に向かうと入り口らしき大きな門が。

 

ザ中国、という感じのド派手な門をくぐり、しばらくはお土産屋ゾーンが続く。

その途中で中国で初めてのご飯を軽く食べた。

そして奥に行くと入場券売り場があったので、入場券90元(約1440円。1元を16円で計算)を購入して、その先のゲートをくぐり園の中に入る。

地図を見てみると思っていたより広くて、時間がかかりそうなので早足でいろいろ見て回った。

 

広大な敷地に26の少数民族のエリアが展示されているようだ。

聞いたことのある民族は5~6つくらいだろうか。

1種のテーマパークという感じだったが、再現具合はなかなかのものだと感じた。ま、当然か。

 

まずは入口近くのチベット族のエリアから立ち寄ってみた。

 

中にはそこそこ大きなゴンパ(お寺)がドンと立っており、かなりリアルに再現されていた。

建物の中は撮影禁止だったが、綺麗なチベットオリジナルのイラストが壁画に書かれており、かなり迫力がある。

東チベットやラサの思い出が、よみがえりそうな感じだ。

 

チベット族に続いては傣族。

タイ王国のタイ人とは民族が違うようで、雲南省のタイ族自治州(シーサンパンナに住む少数民族)の傣族ということらしい。

 

しかし雰囲気はタイそのものという感じで、かなり似ていた。

今でもタイの田舎に行けば見れそうな、もしくは昔のタイはこんな感じだったんだろうなぁ、と容易に想像がつくくらい雰囲気は似ている。

 

建屋内に飾られている写真の中には、ソンクランを想像させる水かけのお祭りの様子のものも飾られていた。

基本的にはその民族の象徴の建物、それに関するお土産、そして民族衣装を着た案内の人が居ている感じ。

 

このような雰囲気の中の園内をぐるりと回り、すべての民族を見ることは残念ながらできなかったが、おおよそ3時間ほどかけて半分からそれ以上は見ることができた。

他にも園内では決まった時間に、決められた民族のダンスや音楽ショーのイベントを開いていた。

これらを含め、この規模の園内をしっかり見るには1日かかると歩いて回っていて思った。

来るのが少し遅く閉園の時間を気にしながら回ったので、閉園時間の18時にはちょうど外に出る感じだった。

しかしこの3時間でもかなり満足感はあり、徒歩での移動だったので以外に疲れたのは確かだ。

ちなみに園内では電動のカートや、複数人で運転する自転車も有料でレンタルされていた。

それらを回れば効率よく見て回れるだろう。

 

雲南民俗村からの帰りは、行きと同様に同じA1バスを逆方向に乗り宿の近くで下車。

この辺は割と中心地に近かったので、すこし雰囲気を感じるため歩いて回ることに。

5分も歩けばかなり大きな繁華街が現われ、そのエネルギー、熱気を感じることができる。

周辺の道によっては古い町並みを再現や保存をしている地区もあり、それらの夜のライトアップはなかなか雰囲気がありいい感じだった。

 

↑写真のような古い街並みを再現しているエリアはこの辺。

周辺小道の2~3本が、このような雰囲気の街並みが並んでいた。

 

ほとんどの建物は古いものを意識しているものの、見た目はかなり新しく綺麗で観光用に作られた感じだったが、その中にはそこそこ古そうなリアルな建物もあり、そういう家を探すのがとても楽しかった。

 

そして今日の夜ご飯を探して歩いて見つけ、1件のお店に入った。

まだ全然中国語の料理に慣れていないし、文字からどのような食べ物かがあんまり想像できない状況だ。

歩いていて見つけたこのお店は壁一面に料理の写真と料理名が貼っており、かなり分かりやすかった。

 

そして何となく料理の雰囲気がわかったので漢字のメニューを指さしで注文。

しかし何を間違えたか、米料理だったと思っていたが来たのは麺料理。

昼も麺を食べたのでやってしまったなぁと思っていたが、味はかなり美味しくそして見た目以上にスパイシー。

最初は程よい感じで食べれていたが、後になって辛さが蓄積され汗だくになる状況に。

 

なんとか完食をして、今日は疲れたので宿に帰ることに。

まだ明日もあるしこの辺の繁華街の散策は明日にしよう、そう思い歩いてすぐの宿に帰ってこの日はシャワーを浴びそのまま爆睡。

昼間もそこそこ寝たけど思っていた以上に疲れていた様で、夜もすんなり寝ることができた。

明日からの中国での生活、心配もあるが色々と楽しみだな!

 

 

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