昆明に2泊をしこの日は次への街、大理への移動をする日だった。
8時ごろに起きて、宿の裏手にあるお店で何か食べようと行ってみた。
小さな屋台がずらっと並んだ通りで、空いていた席のお店で注文。
ツイッターで教えてもらった雲南省の有名な料理、米線をまだ食べていなかったので食べてみることに。
麺の種類は店先に並んでいたが、どれが米線か分からなかったので、店下の文字を指差して注文。
座ってすぐに出てきた米線、8元(約128円。1元を16円で計算)。
スープはあっさりしているもののとても美味しく、麺もかなり特徴的なもっちりとした歯ごたえでいい感じ。
相変わらず量は少し多かったが、美味しかったのですべて完食することが出来た。
たしかにこの麺料理はおいしいな、また他のお店でも食べてみよう、そう思う名料理だと感じながら宿に戻った。
荷物をまとめて宿をチェックアウト。キーデポジットの100元を返却してもらい、昆明駅に行くバス停へと向かう。
軌道交通(地下鉄)は最寄り駅から、昆明駅までの道のりが前日に使ってみて遠かったのでもう嫌だと思い、昆明駅前に到着するバスで行くことに。
↑乗車したバス停の位置はこの辺。
バス停は軌道交通駅のすぐそばにあり、上記のようなバス停にある表を見ると昆明駅に行くバスも多かったので、駅に行くバス番号を確認しつつそのバス(この時は83番のバス)が来たので乗車。
乗車賃は1回2元(約32円)で、とてもリーズナブルで素晴らしい。
大通りを南に進み、10分ほどで昆明駅前のバス停に停車。うーんめっちゃ便利。
ローカルバスは最初使い方の点で抵抗があったが、乗ってみると安いし早いしかなり路線は網羅されており、しかも乗車するバス停に各バス路線の全バス停が掲載されていて、とても便利なものと再確認できた。
ま―これも漢字が分かるから便利に感じるんだけどね。ありがたや。
↑降りたバス停はこの辺。
83番のバスでは終点だったので、ここで全員降りたので分かりやすかった。
相変わらず大きな昆明駅。
昨日のように正面のセキュリティーチェックを通り、正面の改札口へと向かう。
中国人はそのまま機械でIDカードを読み込みチケットのQRコードをかざして入場ができるようだが、外国人は左手にある人のいる改札でパスポートを見せ印を押してもらい入場。
駅の中はかなり広く、待合所も空港のような広さがあった。
とりあえず中に入ったもののどこに行けばいいのか分からないので、警備員のようなおじさんにチケットを見せる。
1階奥の待合所を指差して教えてくれたので、そこに行くことに。
駅中にはもちろんコンビニもあり、適当にジュースを買って席に座った。
この1階待合所の奥には大きな電光掲示板があったが、そこには全然列車の情報は表示されていない。
なんとなく不安で嫌な気がしたので、出口にある別の掲示板を見てみると、自分の乗る列車は別の待合所のようだった。
きちんと列車番号、始発地、行先、昆明駅到着時間が書かれておりこれまた見やすい。
とりあえず乗車するゲートの7Bとやらを探すと2階のようだ。ということで移動することに。
エスカレーターで2階に行き先に進むと、これまた大きな建屋が奥まで続いていた。
ここにもコンビニや本屋、ドラッグストアやお土産、服屋、レストランなど充実したお店が並んでいた。
大きな看板に7Bと書かれており、それに従い進んでいく。
通路にはわかりやすく大理方向というシールも貼ってあった。
7Bのゲートは一番奥にあり、ここもかなり広いスペースで椅子がずらりと並んでいた。
馬のカッコいい彫刻もあり、散策をしてみても面白いものだった。
中国のファーストフードDicosも駅中に入っていた。
さすがにスタバやマクドナルド、KFCは見つけることが出来ず。
11時2分発の大理行き列車に乗車予定で、40分ほど前にここに到着。
やはり慣れていない場所や国で街を移動するときは、バスでも電車でも少し早めに来ておくのは必須だな。
きちんと次発は自分の乗る列車番号があり安心。
しかしこれ英語がほとんどないから、漢字が分からない人は少しつらいかも。列車番号と時間で判断するしかないな。
ゲートの近くにはカラオケボックスも。
バス停でもこのような駅の待合所でも必ず用意されているマッサージチェア。
普通に料金払わずそのまま座っている人も多い。QRで支払って稼働する仕組みのようだ。
10時40分ごろ、お客さんが一斉にゲートに並びだしたので一応合わせて並ぶことに。
10分ほど並んで次々と中へと入場しだした。
駅のホームはシンプルで列車番号の表記があっさりしすぎていて、乗車位置が全然分からなかった。
一応ホームにはこのようなプレートが埋め込まれていたが、これでは意味が分からない。
幸いにもスタッフさんはホームに数多くいたので、チケットを見せて教えてもらい乗車口に並ぶことが出来た。
これは別の停車していた列車。見た感じ特急という感じのスタイル。
昔拉薩に行ったとき乗った、深緑色のパワーもりもりディーゼル車が見れるかと思ったけどおらず残念。
そして乗車する高速鉄道のCRHが到着。
みんな列の順番通り行儀よく中に入って行き、スムーズに入ることが出来た。
初めての中国の高速鉄道だが、中はかなり綺麗で日本の新幹線とほぼ同じ。
前列との幅は広く、シートも程よく柔らかく乗り心地はかなり良かった。
そして1分遅れ、ほぼ定刻で列車は昆明駅を出発。
前方に案内掲示とモニターがあり、この辺もほぼ日本のものと同様。
列車が出発した際のチャイムまでなんか聞いたことがあるようなサウンド。技術提供?パクリ?真実は分からないが色々似ているな。
シート前のポケットには指南とかかれた列車についてのインフォメーションの冊子があり、英語と中国語で書かれておりなかなか面白かった。
車内販売の料金表も乗っており分かりやすかった。
ちなみに乗車した車両は丁度食堂車で、キッチンがすぐ横についており色々とご飯が用意されていた。
自分は食べなかったが、見た感じかなりのボリュームでおいしそうだった。
記念に食べておけばよかったかな、と少し後悔。
列車は順調に約200km/hの速度で進んでいった。
中国には300km/hを超える高速鉄道もあるらしいが、昆明→大理のこの区間はそこまでは出ないようだ。
それでも十分早く景色もいい感じで流れていった。
昆明を出てからは基本的に田園風景。
途中何か所か駅に止まったが、それ以外はひたすら田舎の風景が流れていた。
ちなみに車内販売の売り子さんは民族衣装を着ていて素敵だった。どこの民族かまでは分からなかった。
他にも清掃員が適度に清掃に来ていて、清潔さに関して徹底しているように見えた。
そのおかげて本当に車内は綺麗で、ひまわりの種が散乱していたローカル列車とは大違いだ。
そしてあっていう間に大理駅に到着。
13時40分に着いたので、約2時間半の短い乗車時間だった。
降りた後先頭車両を見に行ったが、なかなかカッコよかった。
ホームから改札へと向かう道に隣に見慣れた深緑のローカル列車を発見。これを見たら懐かしく感じるなぁ~。
地下道を通り、出口改札へ。
こちらを出る際もチケットの確認をしてもらい、無事に出ることが出来た。
初めて利用した中国の高速鉄道。
料金は2等席145元(約2320円。1元を16円で計算)で、そこまで高くもなく快適に過ごすことが出来た。
この快適さを味わってしまったらバスやローカルの電車の利用は辛くなってしまいそうだな。
とにかく旅行の目的の1つが無事果たせてよかった~。