このブログで紹介するため、これまでアイテムやガジェットをいくつか購入しては写真に収めてきた。
ただその際、白い布にアイテムを置いて撮影するという方法で行っており、いくら室内灯をつけても結果的に写真が暗くなり正直あんまり綺麗に撮れないなぁ~とずっと感じてもやもやしていた。
そこで今回は前からかなり気になっていた、LEDライト付きの「撮影ボックス」というアイテムを購入することに。
この撮影ボックスの中の上部にLEDライトが取り付けてあり、ボックスの中は光が反射するような素材でできているので非常にアイテム自体に光が当たり綺麗に撮影ができるという品物だ。
撮影ボックスのサイズ選び
そして購入についてずっと悩んでた理由というのがそのサイズ。
小型のものから大型のものまで、さらには100均のアイテムを組み合わせて自作、ホームセンターで自作など、かなり選択肢がありどれが自分にとって一番適しているのだろうか?という悩みがかなり大きかった。
撮影ボックスとして販売されているものは小さいもので30㎝角ほど、大きければ1mを超えるものもある。
自作に関しては既存のパーツを組み合わせて作る方法がネットにあふれており、完全に自作なら部屋にもよるが自由に大きくできるだろう。
自作も面白そうで興味があったのだが、撮影ボックスを買おうと思った理由はやっぱり少し高くてもセットの方が組み立てが楽かなぁという点と、ボックス内に取り付けるいい感じのLEDライト(円形とか棒状)が見つけられなかったことだ。
ということでセットになっている撮影ボックスを探していたが、どのサイズを選ぶのかが難しい。
大は小を兼ねるというので大きめのものを購入しようと思っていたが、部屋にこんなサイズの箱置いたら狭くなるなぁと思ったり、自分が買って紹介するのは小さめのアイテムが多いし、そんなにいらないかなぁとか。
でもそんな何個も買って部屋に置けるものでもないし、最終的にやはり少し大きめの70㎝角のサイズの撮影ボックスを購入してみることに。
それが楽天市場で見つけた下記の撮影ボックス。
こちらにした理由は、レビュー件数が多めでカメラアクセサリー部門で一番売れており、割と参考にしやすかったこと。
そしておおむね評価もよく、低評価だった点もLEDライトの磁石が弱いとか、ディフューザーの接着が弱いとかが多く、これは後でなんとかなるだろうと思ったためだ。
そしてもちろんAmazonでも同様の撮影ボックスを探しており、対応するのが下記のこのアイテムかなと。
こちらは楽天のものと比べ調光ができたりフレームがありしっかりしていそう。
ただこちらは参考になるレビューが少なかったので、今回自分は前述の楽天の商品を購入してみた。
購入した撮影ボックスの開封と組み立て
今回は楽天市場で購入した撮影ボックス。
購入して2日後に到着し発送のスピードは十分満足。アマゾンの速さがちょっとおかしいんだよな。
届いて受け取った印象が・・・・「かなりでかい」。
70㎝角ということは理解して購入したけど、モノが来るとかなり大きく感じてしまう。
そして高さも70㎝あるわけで、最終的に組み立てて部屋に置いた時の大きさは少し引いてしまった(笑)
梱包された状態で約78㎝ほど。
段ボールを開封してみると大きな板が入っている。
折りたためばある程度薄くはなるものの、毎回直して組み立ててはめんどくさそうだ。
一応メーカー名は「ottostyle」(オットスタイル?なのかな)という会社らしい。
撮影ボックスの付属品
本体は1か所にマジックテープがついており、そこで梱包をして止めることができる。
中を開けると、LEDライトが2本とディフューザーが1枚入っている。
こちらがディフューザー。
LEDライトの下部に設置し、光を柔らかく広げる役割をする布だ。
こちらが撮影ボックス上部に取り付けるLEDライト2本。
調光式ではないため、電源入れたらただ光るというライトだ。
撮影ボックス本体の組み立て
とりあえず撮影ボックスを適当に組み立てるものの、この商品はフレームが無く、面同士を面の端についているマジックテープで止めていくというスタイルで安定性は正直よくないと感じた。
まぁ、他メーカーの撮影ボックスを見ていてもこういう設計のものがほとんどのようで、その辺を不満に持っている人が多そうに見える。
上の写真の斜めの黒いマジックテープに下記のバックスクリーンを取り付ける。
PVC素材のバックスクリーンは3色ついており、それぞれ裏にマジックテープがついている。
今回はとりあえず白色のバックスクリーンを取り付けてみよう。
白色のバックスクリーンを取り付けたらこんな感じ。
見てわかる通り本体とバックスクリーンの間の左右に隙間ができ、この黒い線がなかなかの曲者。
大きめのアイテムを撮影すると、この隙間が写真に入り込みすっごく気になるのだ。
撮影ボックス上部はこんな感じ。
真ん中の丸い円はここを取って上部から撮影するための穴。
その前後に黒い線でステッチされているところに、LEDライトを取り付けるための磁石が入っている。
LEDライトの取り付け
次にLEDライトを取り付けてみる。
LEDライトの上部は2か所突起があり、その先に磁石がついている。
LEDライト自体はこんな感じで、小さなライトが大量についている。
LEDライトの電源はUSBで接続するタイプ。
それにしても線と本体のはんだ付けがむき出しだし、見た目はいいとは言えないなぁ。
なんかすぐぽろっと取れそう。
このままLEDライトを撮影ボックス上部に取り付けてみた。
う~ん、確かに一応磁石にくっついているけどかなり弱め。
少し触るとすぐはずれるなぁ。
とりあえず触らなければ落ちないのでこのまま使うとするけど、レビュー通りの不安点だ。
配線はこんな感じ。
まーどこかに接触してショートはしなさそうだからいいんだけど、もうちょいカッコよくデザインして欲しいな。
LEDライトの電源
LEDライトは2本ついており、それぞれにUSB電源が必要なので2口の電源ユニットが付属している。
側面のシール。
コンセント部は折りたたみなのはいい感じ。
ただ、自分の部屋の環境ではこの電源を指すコンセントが撮影ボックスの近くに無く、わざわざ延長コードを用意する必要がある。
逆に、PCのUSB口がLEDライトのケーブルが届く範囲にあるため、そこに差し込んで運用することにした。
なのでこの電源ユニットは未使用だ。
ディフューザーの取り付けと改善点
LEDライトを取り付けた後、最後にディフューザーを撮影ボックス上部のマジックテープに取り付ける。
前後左右の4か所に取り付ける場所があり取り付けたものの、30分後くらいするとこんな感じで後ろの2か所のマジックテープがはがれてきてしまった。
こんな感じで、マジックテープとボックス本体の貼り付けがうまくいっていない。
マジックテープの粘着が非常に弱いのかなと思う。
これもレビューにあった通りのダメな点だ。
この場所に関しては何回張り直してもこう外れてくるので、家の近くのホームセンターで強力テープのマジックテープを購入して、撮影ボックス上部に貼り直して対応をした。
購入したものは全く同じではないけど下記のような商品だ。
ボックス本体内側の銀色の面は凸凹していて確かに接着がしにくそうだったが、強力テープのマジックテープを張り付けたら問題なく外れなくなった。
という感じで、購入した撮影ボックスの組み立ては終了。
他の購入者のレビュー通り、メーカーとしての改善点はいくつかあるような商品だとは思うけど、その点は自分で何とかできる範囲だったので特に不満はないかな。
自分はダメな点をわかっていて購入したからいいものの、それを知らず購入した人は不満があるだろう。
値段は7,000円台と安くはない買い物だったが、これで綺麗に撮影ができるのならいい買い物だと思いたい。
ライトを点灯した撮影ボックスの様子。
かなりLEDが明るいので、これならアイテムが綺麗に撮影できそうで楽しみだ!
ということで、現状の満足度はこんな感じかな。
アイテムお勧め度 →★★★☆☆
個人的満足度 →★★★★☆
また今後、この撮影ボックスを使って写真を撮ってみての違いをここに追記していきたいと思う。
ではまた!
追記
2021年11月15日 撮影サンプル
その後、家にあったもので適当に撮影ボックスに入れて撮影をしてみた。
1つ目、高さが約30㎝のウイスキーボトルと化粧箱。
▲縦構図で撮影
背景が真っ白なので他の必要ない情報の映り込みが全くなく、かなりいい感じで撮影できてると思う。
▲横構図で撮影
▲横構図で撮影
ただし、撮影ボックスの手前側に置きすぎたりあまり広角で撮影をすると、このように撮影ボックスとバックスクリーンの隙間の黒い線が思いっきり映り込んでしまう。
なので、カメラのレンズである程度ズームして隙間が入り込まないようにいい感じに撮影するか、ボックスの奥の方にアイテムを置いて撮影すれば上の2枚の写真のように撮ることができる。
2つ目、長さが約30㎝のスニーカー。
▲横構図で撮影
▲横構図で撮影
▲横構図で撮影
こちらのスニーカーは横に大きいので、撮影ボックスのかなり奥側に置いて撮影をしてみた。
まだ多少横幅に余裕があるものの、もう少しで先ほどの黒い線の隙間が入り込みそうな感じ。
これより大きな40㎝~50㎝くらいの長さのアイテムを置いて撮影する場合は、おそらく隙間の線が入り込んでしまうだろう。
横に長いアイテムに関しては、かなり工夫をした撮影が必要になりそうだ。
70㎝サイズの撮影ボックスを購入して最初はかなり大きく感じたものの、実用を考えればこのサイズで正解だったかな~と今回撮影して感じた点だな。
逆に靴位の大きさのものまでしか撮影をしない場合は、これより小さい60㎝のサイズか50㎝のものでもいいのだろう。
その辺は人によって対象物が違うので、なかなか悩みどころな問題だ。
フリマアプリ等に出品する場合、靴より大きなものも出すことも十分あり得るだろうが、その場合はこのサイズの撮影ボックスではなかなか厳しいのかもしれない。
あとはどうしても気になる場合は、ソフトを使って映り込んでしまった黒い線を消したりすればいいんだろうけどね。
ということで今回撮影のテストをしてみたが、もっと早くに買ってもよかったなぁ~と強く思えたアイテムで、それくらい撮影できた写真の満足度は高く、綺麗に対象物が写せるようになったのは間違いない!
前回の組み立て時の評価から★をひとつづつUPということで。
アイテムお勧め度 →★★★★☆
個人的満足度 →★★★★★