いつもこの2月3月の時期になると気になってくるのが河津桜。
一般的な桜よりかなり早く開花する品種で、ここ3年ほどは静岡県の河津町にこの河津桜を見に行っていた。
しかし静岡の河津町までの距離や電車賃などでなかなか重い腰を上げることができず、ついに今年はタイミングを逃してしまった。
埼玉から電車で特急を使っても片道約3時間40分、料金も5000円を超えるので往復1万円以上が必要となる。
確かにそれだけの価値があるのは分かっているのだが、時期を逃してしまうとこれはアウトだ。
そしてもう1か所、規模は河津町よりは小さいものの、もっと近くて綺麗な河津桜を見ることができる場所で好きなところがある。
それが今回行った神奈川県にある三浦海岸だ。
こちらは約2時間10分、片道1500円程度なので天気と相談しつつ、行くと決めたら当日でも動いていけることができる範囲だ。
ということでこの日は天気が良く満開のシーズンだったので、電車を乗り継いで横浜駅まで来た。
三浦海岸へ行くのは今年で2回目。3年ほど前に行ったのが初めてだ。
京急線横浜駅から三崎口方向の電車に乗って、約45分で着くことができる。
訪れた当日は3月2日の土曜日!
しかも満開という案内になって最初の週末なので、人が多いかなぁと思いつつ電車に乗り向かった。
電車に乗って景色を見ながら揺られて、あっという間に三浦海岸駅に到着。
普段乗り慣れていないからすべてが珍しく感じるな。
海外からのゲストも多いのだろう、英語と中国語で駅構内の案内掲示がされてあった。
実際に街中を歩いてみると、中国語がよく聞こえたので、中国本土や台湾の方が多いのかもしれない。
駅の看板もこの河津桜に合わせたものとなっているんだな!
前回来たときはもっとピンク一色だった気がしたけど、青色も入れて少しデザイン変えたのかな。
↑三浦海岸駅はここ。
駅を出ると早速河津桜がお出迎え。
土曜だが午前中に到着したせいか、思ってたよりは人は多くなくて回りやすそうだ。
しかしいつみても綺麗な桜だなぁ
ネットで見つけた情報通り、満開の河津桜が多く見れた。
木によってはもうすでに葉桜になっているものもあった。
ただ、圧倒的に数は少なく満開の桜の方が多かった。
少し普通の桜より色は濃いめで花びらは大き目だな。
一枚一枚が濃いいピンク色の花びらをしていて綺麗だった。
河津桜の開花する時期はイベントも開催されており、10数件のお店が駅前の通りに並んでとてもにぎわっていた。
魚を売る店舗。とても美味しそうなまぐろの赤身や中トロを販売していた。
ピントが合ってないが、手作りの貝細工を販売するお店。
こちらのお店もマグロの販売をしていた。
普段買わないから良く分からないが、この値段は安いのだろうか。
こちらは干物を販売。
他にも饅頭やお酒、肉まんなど食べ歩きもできそうなものを売っているお店もあった。
お店街を抜けた先にある立派な桜。少し葉も混じってきているがとてもきれいだ。
この三浦海岸の河津桜はこのように駅前にもあるが、メインは駅から南下したところの線路沿いや公園内の池沿いが中心となっているので、そちらの方に歩いて向かうことに。
駅からその会場?まで歩いて10~15分程度なので散歩がてらに丁度良い距離だ。
ぞろぞろと駅から会場に向かう流れに合わせて歩いていく。
ほぼ1本道なのでその流れについていけば間違うことはまずない。
途中にはこのような看板も掲示がある。会場名は小松ケ池公園というらしい。
駅から途中はこのような住宅地を通る。
周辺地図を見ると、左手の駅から右手の池のある公園まで線路沿いにほぼ1本道だ。
線路の高架を渡るとまた河津桜が数本見えてきた。
ここも少し葉が混ざっている感じだが、まだまだ綺麗だ。
やはり満開という情報から数日たっていたので、このようになってしまうのだろうか。
天気にもよるがもっとピンポイントで満開情報が出てすぐ行く方がよりいいのだろう。
途中なぜか野菜を売る即売所があって、そこそこの人が足を止めて何かしら買っていた。
住宅エリアを抜け線路沿いに歩いていくといよいよ見えてきた桜並木エリア。
この辺りから桜と菜花のセットが見ることができ、めちゃくちゃいい写真を撮ることができる。
おおよそ1キロに渡った距離で、この河津桜の桜並木をずらりと見ることができるのでとても素晴らしい景色だ。
河津町の河津桜も一部の場所で、菜の花が植えてあったな~。
こうする理由は色の違いを作って、見た目やコントラストを良くするためなのだろうかな。
桜と菜花と電車。
なんとも贅沢な組み合わせだのぉ
菜の花が植えられていたあたりから歩道は大混雑。
みんな写真を撮るので、そこまで広くない歩道がやはりどうしても混んでしまう。
それにしても綺麗な風景だ。
しばらく線路沿いに桜を見ながら歩いていると、ぱっと出てくる小松ケ池公園。
道路を隔て左右に公園が分かれており、左手がトイレのある公園、右手を線路をくぐり進むと池のあるエリアになっている。
↑公園の場所はこの辺。
公園内にあった看板。
駅からここまでで約1000本の河津桜が植えられているとのこと。
原産は静岡の河津町と言う事なので、少しづつ木をもってきて植えたのだろう。これは凄いことだ。
並んでいたトイレを済ませ、反対側の池の方に行ってみた。
道路を渡り下に下って線路を渡る。
池の手前側はこんな感じで桜も何もない寂しい感じ。
下りきって歩いていくとすぐ池が見えてきた。奥にも桜が見える。
池周辺の雰囲気はこんな感じ。結構葉桜が進んでいて見頃は越してしまったようだ。
土手上には屋台が何件か並んでおりとても混雑しており賑やかな様子。
辺りは焼き鳥や焼き肉のいい匂いがめちゃくちゃ漂っていた。
しかし桜が少し残念な感じだったので、特に何も買うことなく元の線路沿いの道に戻ることに。
この公園周辺の線路沿いの桜は本当に見ごろでいい感じだ。
奥まで歩いていくと道路沿いに椿?も植えられて綺麗に咲いていた。
そしてもっと奥まで歩いてみていると歩道橋があり、そこに人が固まっているのが見えたので、その歩道橋に移動してみた。
公園のトイレがある方向を上っていくと、すぐにその場所があった。
その歩道橋から見える河津桜の全体の様子。線路沿いに綺麗に咲いており最高のビューポイントだ。
しかもここから電車が来るのを待っているようで、自分も少し待って写真を撮ってみた。
10分に1本ほど来るのでその電車が来るたびに、20~30人のシャッター音がカシャカシャカシャと鳴り響く。
そして撮れたのがこんな写真。
程よく全体的に電車が入っていい感じに撮ることができた。
いいカメラを持っていたら、もっとすごい写真が撮れそうなそんな場所だった。
そんな感じでとても充実して綺麗な河津桜を見ることができたこの日。
静岡の河津町まで行くのが難しい時でも、十分楽しめることができる三浦海岸。
来年はできればどちらにも行って綺麗な桜を見たいものだ。