今回はニッカ宮城峡蒸留所の見学が一番の目的だったが、この博物館も結構面白そうで来たい所の一つだった。
宿泊していたところから博物館への交通機関の利用が悪く、歩いて20分ほどかけて訪れた。
仙台城跡に博物館があり、その他にもいろいろ見どころが合う場所だなと感じた。
↑仙台市博物館は仙台駅の西側に位置している。
当日は一部雪が残っており歩きにくい中の移動だったが、やはり「初めての地」というのはどこかわくわくして楽しい。
昔はここで合戦なんかがあったのか、と思うと感慨深い。
そうしているうちに博物館に到着。
入口の前には不思議なモニュメントがあった。
良く分からないが郵便局のスタッフ?3名が配達しているように見えた。
入口に入ると大きな飾りつけが階段前に飾られていた。
新年だからだろうか、シンプルながらもとても威厳を感じた。
入って右側の受付で入場料(460円)を払ってチケットをもらう。
博物館自体は2階建てだが、展示品は2階のみにあるようだ。
荷物がある場合は、受付右にあるロッカーに入れた方がいいだろう。
100円必要だが利用後に返金されるタイプだ。
常設展だけでもいろいろな部屋に分かれていた。
そして2階に行きチケットを渡し展示室に入った。
まず大きく表れたのがこの年表掲示、日本とこの東北の時系列のものが書かれていた。
そして始まったのがお決まりの縄文時代からのものだ。
しかしいつみても、こんなに昔のものが残っているのがすごいことだ。
やはりメモリや光学メディアではなく、もっとアナログ的なものが残るのだな。
何となく自分はいつみても左側の土偶の形が怖い(笑)
宇宙人じゃないのかなぁ、なんていつも思ってしまう。
この石包丁で稲を刈っていたなんて、本当に信じられない。
昔の人はすごいなぁ。
瓦などもかなり忠実に再現されていた。
この国分寺も元は870年ほどに作られており、立派なたたずまいをしている。
現代の地図と昔の建屋の立地を照らし合わせているのは、規模感が分かりやすくとても見やすくていいね。
伊達氏の先祖は、関東武士で源頼朝時代の合戦で領地を、今でいう福島県伊達郡に与えられ名乗ったのが始まりらしい。もう8~900年ほど前に遡る話でかなり歴史があるようだ。
この仙台城の石垣の変遷というパネルが面白かった。
後になるにつれ石垣の角度もきつくなり、頑丈になっているのが良く分かる。
そして近代の写真やその時の音楽が合わせて流れるコーナーなんかもあった。
やはり近代のなつかしさはいいな。
不便だろうけど活気があったように見える。
ここでは、今まで見たこともないような浮世絵のコレクションが大量に見ることができた。
多分レプリカだろうが、かなり忠実に再現をさせていてきれいな色をして展示されている。
海外の観光客が、こういう昔の文化のものに興味を持つのも納得だな。
・その他の展示室
他にも武器や防具を展示している部屋、大きな屏風を展示している部屋などもあった。
全部で1時間半ほどで回り、飽きない量の展示物だったと思う。
博物館の裏手には、伊達政宗の胸像が飾ってあった。
かなりカッコいい胸像だ。
仙台、東北地方の歴史が良く分かるこの仙台市博物館。
仙台観光に来たのなら結構お勧めの場所だと思う。
そしてこの日は引き続き、仙台城跡にある他の場所にも行ってみた。
お勧め度:★★★★☆
名称 : 仙台市博物館
住所:〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内26
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
入場料:大人460円
HP:仙台市立博物館