翌日、この日は麗江古城ではなく、近くにある束河古鎮(そくがこちん)という場所に行こうと思っていた。
麗江古城からは北西に約4キロほど距離があり、ナシ族の古い村となっている。こちらも麗江古城同様に1997年に世界文化遺産に登録されている。
宿のスタッフが、麗江古城より小さいけど雰囲気はいいよ~と、教えてくれていたおすすめの場所だ。
朝食と近くの市場を散策
とりあえず荷物の準備をして宿の近くの市場を軽く散策。そして1件のお店に入り、回鍋肉のぶっかけご飯の文字が目に入ったので食べてみた(ページ上部1枚目の写真)。
相変わらずのボリュームと美味しさで大満足。これで15元(約240円。1元を16円で計算)だった。
お腹いっぱいになり、再度市場を通り宿へと戻った。
麗江古城の南側には古城内で一番大きな市場があるので、朝から昼にかけてとても活気があっていい感じだ。
↑場所はこの辺。
野菜や魚、肉、フルーツなどが多く取り扱っており、お土産には向かないけど果物なんかは買ってそのまま食べることが出来るのでお勧めだ。
ニンニクのみを取り扱っているお店もあり面白い。
麺専門店。
もやしのみを取り扱うお店もあった。
見て回るだけでもアジアの市場感を見て感じれるので、時間がある方は午前中訪れてもいい場所だと思う。
そして宿に戻り荷物を持って再度出発。
束河古鎮への路線バスでの行き方
先ほどの市場を再度通り、麗江古城の南側の大通りに出るとバス停がある。
↑場所はこの辺。
市場にある大きな白壁を左手に見て右方向にバス停がある。お客さんが結構並んでいるので見つけやすいはず。
バス停名は忠义市场(忠義市場)。
ここから11路の路線バスに乗って、束河古鎮近くまで移動をする。
前後側面にバスの番号が表示されているのでそれを見て自分の乗るべきバスを判断。
バスの料金は1元(約16円)。バスの前側のドアから入り、運賃は先払いで乗車する。
現金かQRでの支払いだが、QRは持っていないので現金で支払った。
非常に運賃は安くてありがたいが、おつりは絶対に用意されていないので、1元(札、硬貨)は必要以上に集めておくのがコツかもしれない。
この雲南省での旅行中1~3元が路線バスの料金だったが、すべてのバスでおつりは用意されていなかった。
そしてバスに乗ること約30分、目的のバス停に到着。
↑下車したバス停の場所はこの辺。名前は束河路口。
バス停の周辺は特に何もなく、どこにいけばいいのかな?と探していたら、道路の看板で束河古鎮1kmという標識を見つけた。
一緒に降りたお客さんで束河古鎮に行くだろう人も、そちらの方向に歩いていたので付いて行くことに。
てっきり降りてすぐに束河古鎮があると思っていたが、そうではなさそう。
Googlemapには降りたバス停のすぐ西側に東河古鎮?という名前で登録されているが、全然関係ない建物だった。
↑目的の束河古鎮はこの辺だった。
束河古鎮までは下車したバス停から少し歩く
とりあえずバス停から北の大きなロータリーを目指し、そこからひたすら西側に進んで歩いた。
途中観光向けっぽい馬車が走っていたので、もしかしたら空席の場合は束河古鎮まで有料でのせてくれるかも?
一部トンパ文字で書かれたスローガン。
この門もトンパ文字で書かれていてユニークだ。
そうしてバス停から15分ほど歩いて来ると、大きな工事中のスペースが見えてきて車も増えてきた。
道なりに歩いていくとチケットと書かれた標識が出てきた。
え、入場料とかいるんだ、ここ。
工事の期間が2019年8月31日までなので、これ以降この周辺はまた大きく変わっているだろう。
この時少しごちゃごちゃしていたので、工事後はすっきり分かりやすくなっていると思う。
入場チケットが1人30元(約480円)だった。
ちなみに後で説明書きをするが、この束河古鎮南側の門はしっかりと券を確認する人がいたが、北側のゲートはチケット販売所はあるものの、かなり緩くチケットを持っていない人もノーチェックで出入りをしていた。
工事後はもっと管理が厳しくなっているのかもしれないけど。
購入したチケットを見せていざ中へ。
束河古鎮の中を散策
かなり堂々としたたたずまいの南側ゲート。
入ってすぐの広場は、麗江古城でも見た札が吊り下げられていた。
南側から入り北に歩いていくと、四方街と青龍河がありそこを抜けてさらに北側へと抜けるような感じだ。
街並みは麗江古城と似たような感じで、綺麗に整備されていて雰囲気はいい感じ。
ただここは馬が街中にいるので、フンの匂いが少しするのが麗江古城と違う点かな。
トンパ文字のかわいい壁画。
小川が流れており、日差しが照り付ける中爽やかな感じを出している。
北に行けば行くほど河は広く大きくなり、より爽やかでいい感じになっていた。
繋がれている馬。
ときおり馬車のような乗り物を見たけど、乗馬もできるのかな?その辺は聞いてないから不明だ。
柳?の木が数多くあり、通路の陰になっているのがありがたい。
馬も暑いよねぇこの日差しは。
少し歩くと、四方街の前に四方聴音と書かれた広場が出てきた。
毎日15時30分から16時30分の間で、ナシ族、チベット族、ペー族の音楽や踊りを楽しむことが出来るようだ。
この時は何族か分からなかったが、おじいちゃんたちが伝統的な音楽を披露していた。
ステージには屋根もないから暑いだろうに。
少し音楽を楽しみ先に進んだ。
麗江古城にもあった、三眼井(井戸)も見つけることが出来た。
街中を流れる小川はかなり透明度が高くて綺麗。
少し開けた広場には、池をぐるっと囲うようにレストランなどのお店が軒を並べていた。
どこかで見た事のあるようなキャラクターも。絶対非公式でしょ。
とにかく水は澄んでいて凄い透明度。
チベット系のお店もちらほら見ることが出来た。
束河古鎮内中部にある青龍橋
そして四方街横の青龍橋ではコスチュームを着た人たちが、それぞれ写真撮影をしていた。
コスチュームをした人を撮影するスタッフを撮影。
殴られているシーンも。
面白い写真を撮るもんなんだなぁ。
↑青龍橋はこの辺。
四方街のすぐ横に位置している。
街中では色々な所でこのような写真撮影が行われていた。
カップルに人気のアクティビティなのだろうか。
束河古鎮の北の方にいけば、このように小川が増えてきて幅が広いところも出てくるので、訪れた際は北側まで足を延ばしてみよう。
すこし通りから奥に入ると、こんな感じで古い路地が残っている。
個人的には凄く好きな雰囲気だ。
このように河の幅が広く透き通っていて非常に綺麗だ。
この雰囲気を見に来るだけでも価値がある場所だと思う。
大通りに戻り北側のゲートへと向かってみた。
工事中の場所もあったが、基本的には整備されお店がずらりと並んでいるような雰囲気だった。
そしてここが北側のゲート。
正面に束河古鎮への入場チケットブースがあるが、スマホをずっと見ていて全く機能していない。
普通にノーチェックで出入りがこの時出来たので、入場料30元がもったいないなぁという人は、次の記事に掲載する「白沙」を最初に訪れ、束河古鎮北側のバス停で降りてここから入り南に抜けて、行きに使った11路のバスを使い麗江古城まで戻る方法がいいと思う。
麗江古城とはまた少し雰囲気の違った、気持ちのよい感じの町でお勧めができる場所だと感じた。
次回はさらに奥にある、ナシ族の村「白沙」への行き方と村歩きを紹介。
この白沙と束河古鎮をセットで、半日(4~5時間)観光するのが良いかと思う。