泰緬鉄道博物館から北に約3キロ、クウェー橋近くに「第二次世界大戦&JEATH戦争博物館」がある。南の博物館と名前は似ているが、規模感や展示物は全く異なる。
入場料は40バーツ。(約136円。1バーツを3.4円で計算)
戦時中のアイテムや、なぜか宝石、服などが展示してり、またお寺もある不思議な場所だ。
コンセプトが定まっていないような気がするが、膨大な量の展示物は見る価値がある。
▼入り口部に展示されている蒸気機関車
▼館内案内
▼入場口入ってすぐにあるモニュメント
敷地内は比較的広く、戦争博物館ゾーン、宝石・服飾ゾーン、お寺ゾーンと別れてあった。
石碑にはアートギャラリー&ウォーミュージアムとある。
▼戦争博物館ゾーン
戦争博物館ゾーンは中央部階段を下りてから始まり、当時の雰囲気を出すような石造の人形や、使われていたバイクや車の展示がされている。
日本語の説明はほとんどないが、当時の雰囲気が伝わってくる。
▼当時の木製のクウェー川木橋
クウェー川鉄橋ができるまでの資材運搬用の橋梁として、クウェー川鉄橋下流に木製の橋梁が建設された。
その当時あった木橋の一部が現存している貴重なエリア。
▼博物館から見たクウェー川鉄橋
▼捕虜を運ぶのに使った当時の貨車と、その他の乗り物類
▼バイクや自転車の展示
▼当時の床屋の椅子と金庫
地下部の展示は主に乗り物、また生活に使われていたアイテムが淡々と展示されている。
雰囲気も薄暗く、負のオーラをやはり感じてしまうが、貴重な資料として見応えがあった。
▼1階2階部の展示品
地下から上層階に上がっていく見学ルートになり、1階2階は当時使われていた生活用品、武器、コインや紙幣のコレクションがずらりと並べられていた。その数は膨大だ。
タイの昔の紙幣、各国の紙幣など歴史的に価値のあるものもかなりあるのだろう。
▼外に飾られているヘリコプター
ぐるりと回り外に出ると、小さい飛行機とヘリコプターの展示があった。
▼服飾エリアの館内
違う建物に入ると、歴代ミスタイランドの壁画、民族衣装などが展示されていた。
コンセプトは何だろうと考えてしまったが、これも歴史の資料の一部で価値あるものだろう。
という事で館内の見学は終了。
雑然とした展示物だったが、カンチャナブリーに来た際は、観光の1つとして来るに値をする博物館だと思った。
名称 : World War II & JEATH War Museum
開館時間 : 毎日 07:00‐18:00
入場料 : 40バーツ
▼World War II & JEATH War Museum近くにある慰霊碑
「World War II & JEATH War Museum」から歩いて1~2分ほど南に行った場所に、日本語で書かれた慰霊碑がある。
第二次世界大戦中、泰緬鉄道建設に従事し亡くなられた連合国兵士と東南アジアからの労務者の方々の霊を慰めるために、昭和19年2月当時の日本軍によって建てられたようだ。
▼入り口の壁と、慰霊碑に掘られた日本語
周りの木々がさわやかに風になびき、お供えの花も新しくこまめに管理がされているのだろう。
当時の労働で亡くなられた方々の鎮魂を祈るためにも、ぜひ訪問をおすすめしたい場所。
名称 : 慰霊碑(詳細名称は不明)
開園時間 : 不明
入場料 : 無料(寄付をする箱があるので、今後の維持のためにも少し入れたい)