【レビュー】タフなサムスン製SSD Samsung Portable SSD T7 Shield

今回はサムスンのポータブルSSD「T7 Shield」を購入したので、レビューしたいと思います。

記事の内容としては、以下の事についてまとめています。

・このSSDを選んだ理由

・開封、外観、付属品について

・ベンチマークと実際の転送速度

目次

Samsung Portable SSD T7 Shieldを選んだ理由

ここ数年、趣味である旅行先での写真撮影以外にも動画撮影を合わせてすることが多くなり、外部ストレージの購入を検討していました。

今まではUSBタイプの256GBストレージの物を使っていて、これはこれで便利なアイテムでした。

ただこちらの製品は使用中とても熱を持つので、大容量の動画データを長時間転送するのが多少不安でもありました。

今まで故障やデータ破損は特に起きていませんけどね。

という事でこれに代わる、大容量のポータブルSSDを長い間探していました。

バックアップ用HDDやミラーレスカメラ用のSDカードには、ほぼウエスタンデジタルかサンディスクのストレージを買っていたので、当然今回もサンディスク製のSSDが一番の選択肢になっていました。

ただその対象のアイテムについて気になる記事を以前見かけ、それが「データの破損が起きる可能性」についてという内容です。

それについてGIGAZINEさんの記事でまとめられています。

データ破損が起きるパターンは、モデル・容量によって異なるという条件は付いていますが、このニュースを見ると不確定な要素がまだありそうだなぁと感じました。

なので今回はこのシリーズの製品は、精神的に手が出しにくかった。と言うのが正直なところです。

そんな中、代わりにサムスン製の同様のポータブルSSDを見つけ、値段もサンディスクの物より安い!

と言うような経緯があり、今回人生で初めてとなるサムスン製のアイテムを購入することにしました。

Sandisk製 ポータブルSSDのラインナップ

モデル名読み出し速度書き込み速度保護性能
サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD(最上位モデル)2,000MB/s2,000MB/s最大3メートルの高さからの落下保護 / IP65の防水・防塵
サンディスク エクストリーム ポータブルSSD1,050MB/s1,000MB/s最大3メートルの高さからの落下保護 / IP65の防水・防塵
サンディスク ポータブルSSD800MB/s記載なし最大2メートルの落下保護
サンディスク製のポータブルSSD性能の一部

2024年1月時点で販売されている、サンディスクのポータブルSSDのランナップとしては複数ありますが、私が元々検討していたのはこちらの3種類となります。

容量としては2TBのサイズの物を考えていたのですが、最上位とミドルのもので約12,000円の差があり、転送スピードの差が大きな違いになります。

ミドルの物でも十分早い転送速度だと感じていたので、上の赤字のミドルモデルを最初に検討していました。

ただ、上にも書きましたがデータ破損の恐れがあるニュースを見たため、今回は対象から外しサムスン製を選んでいます。

Samsung製 ポータブルSSDのラインナップ

モデル名読み出し速度書き込み速度保護性能
T9 (最上位モデル)2,000MB/s2,000MB/s最大3メートルの落下耐性
T7 Shield1,050MB/s1,000MB/s最大3メートルの落下耐性 / 防水・防塵規格 IP65 に適合
T71,050MB/s1,000MB/s最大2メートルの落下耐性
T5 EVO460MB/s460MB/s最大2メートルの落下耐性
サムスン製のポータブルSSD性能の一部

次に今回購入したサムスン製のアイテムについてです。

2024年1月時点で販売されている、サムスンのポータブルSSDのランナップとしては5種類となっています。

ただここでは、上のサンディスク製SSDと近いモデルについてのみまとめています。

この中でも防水・防塵規格がついているものは、「T7 Shield」というミドルクラスモデルのみになっていました。

なので逆に選択肢は1つになり、決めてしまえば迷うことなくこちらの「T7 Shield」を購入しました。

ちなみに価格.comで価格差を見てみると、「サンディスク エクストリーム ポータブル SSD」と「T7 Shield」の2TBモデルで、サムスンSSDの方が約9,000円も低価格なので、個人的にはかなりお安く感じます。

Portable SSD T7 Shield の開封・外観・付属品について

という事で、さっそくアイテムについて紹介していきます。

こちらのサムスン製SSD「T7 Shield」を今回は、Amazonのタイムセールで購入をしました。

通常の値段より2,500円程安くなっており、また来月に予定している旅行までに必要だったのでポチってしまいました。

このSSDの最大の特徴は「とにかくタフ」で以下の通り。

IP65準拠で水や粉塵に対する耐性を持ちつつ、外側を耐衝撃性に優れたエラストマーで覆うことにより、3メートルの落下にも耐えうる耐久性も備えています。※サムスンの商品HPより

サムスンのポータブルSSDにも複数ラインナップがありますが、旅行が好きで外でも気にせずガンガン使えるタイプを求めており、防水・防塵規格が付いているSSDはでこちらのみだったので選択しました。

用途として考えているシチュエーションは、旅行先で撮影した写真や動画をiPhoneからバックアップ、またはストレージが一杯の時に移すためです。

という事で外観などを以下から紹介していきます。

箱の外観について

箱の正面についてはタフネスをアピールしたいデザインで、水滴や粉じんが描かれています。

購入する前からデザインも中々いいなぁ!と思っていたのですが、ドイツのデザイン賞の「reddot winner 2023」に選ばれているアイテムなんですね。

中身とは全く関係ないですけど、普通にこの化粧箱のデザインはカッコいいと思いました。

箱の横はSSDの性能についての表記が書かれています。

別のソフトウェアを使えばパスワードでの保護もできるみたいですね!自分に使いこなせるか分かりませんが。

反対側はSSDのサイズ、あとはサポートの電話番号がシールで貼られています。

ちなみにこの「T7 Shield」は3年間の保証が付いています。

背面。

取扱説明書もそうなんですけど、ものすごく多言語で書かれていてびっくりしました。

やはり世界でも有数の多国籍企業なだけありますね。

そして最後に株は型番とシリアルナンバーが記載されていました。

生産国は韓国ですね。

では開封して中身を見ていきましょう。

T7 Shieldの開封と付属品について

化粧箱の中には同サイズの箱が入っています。

真ん中にSAMSUNGとだけあってシンプルですね。

その箱を開けるとSSDがドンとあります。

スマホのパッケージっぽくていい感じです。

箱の中にはケーブルが2本と取扱説明書のみ入っていました。

付属ケーブルの1本はUSB Type-C to C。

もう1本はUSB Type-A to Cのケーブルでした。

どちらのケーブルもコネクタの先から先までの長さが約47㎝です。

ケーブルの硬さについては少し柔らかく、気持ち太めに感じました。

普通に使う分にはなにも問題ありませんね。

付属品については以上となります。

T7 Shieldの外観など

次にT7 Shieldの外観やサイズ感について紹介します。

SSD本体の重さは94g。

USB Type-C to Cのケーブルと合わせて112gでした。

本体の大きさは、横幅88mm x 縦59mm x 厚さ13mm と製品ページで紹介されています。

SSDの接続については、USB Type-Cの口が1つのみになっています。

触った感触は比較的サラサラしていますが、外装に波のような凹みがあるので落としたりはしにくそうです。

このタイプのポータブルSSDを購入するのは初めてですが、個人的には非常にコンパクトに感じました。

まだほとんど使っていないですが、もっと早く買っておけばよかったなぁと思います。

最後に、現在所持している「iPhone15 Pro Max」とのサイズ比較画像を載せておきます。

iPhoneの上にSSDを載せるとちょうどいい感じのサイズですね。

このまま固定できるならしたいくらいです。

こうやって比較すると厚みはそこそこあるように感じますね。

でもこれで耐衝撃性が上がるなら全然いいと思います。

という事で外観は以上になり、次からは転送速度などを計ってみたので紹介していきます。

PC接続でのベンチマーク・情報について

とりあえずPCに接続をしてSSDの情報を得てみました。

まずはプロパティを見てみると、最初はexFATでフォーマットされています。

WindowsPCでもiPhoneでも問題なく接続して認識されたので、このまま使用していこうと思います。

Crystal Disk Info でのインフォメーション

次に「Crystal Disk Info」で読み込んでみました。

まぁこの辺は正直見てもよくわからないので、なんとなく儀式的な感覚です。

Crystal Disk Mark 8 での転送速度テスト

そして次に肝心の転送スピードを計るため「Crystal Disk Mark」で計測をしてみます。

今使用しているWindowsPCはレノボのラップトップで、モデル名は「IdeaPad Slim 560 Pro」の16インチサイズのものです。

OSWindows 11 Home 64bit
プロセッサーAMD Ryzen™7 5800H
メインメモリ16GB (DDR4-3200 SDRAM) 
内蔵SSD512GB (PCIe NVMe/M.2)
IdeaPad Slim 560 Proの簡単なスペック

このPCには「USB3.1 Type-C」のポートが1口ついており、今回はそちらに購入したSSDを接続してテストをしました。

サムスンの公式ページには「読み出し最大1,050MB/s」「書き込み最大1,000MB/s」と書かれており、それに近い値が出ているのかなと思います。

普段HDDを使って動画などのバックアップを取っている私には、信じられない速度でビックリですけどね!

あとは耐久性がどれくらいあるのかが不安ですが、これだけ売れているサムスン製ですので期待したいところです。

実際の動画データの転送時間テスト

次に動画データを「iPhoneからSSDへ」と「PCからSSDへ」の転送テストをしてみました。

テストに使った動画は上のものになり、ファイルサイズは約8.4GB。

動画ファイルのコピー時間を、完全に手でマニュアルですがスマホのストップウォッチで計測しました。

使用したiPhoneは「iPhone15 Pro Max」、ラップトップは先に紹介した「IdeaPad Slim 560 Pro」です。

iPhone → SSD(T7 Shield)1回目16.92秒
iPhone → SSD(T7 Shield)2回目17.2秒
LenovoノートPC → SSD(T7 Shield)1回目14.98秒
LenovoノートPC → SSD(T7 Shield)2回目14.80秒

転送テストの結果は上のようになりました。

なんとなくテスト前はiPhoneからのコピーのほうが速そう、と思っていましたが違う結果が出たので一応2回目もテストしましたが、やはりPCからの方が早い結果となりました。

以上、簡単ですが実際にテストしてみたまとめになります。

まとめ

今回は人生で初めて購入した、サムスン製のこちらのSSD T7 Shield。

まだ購入して間もないので簡単なレビューしかできませんが、かなり期待ができそうなアイテムです。

私の中ではサムスン製品の信頼がまだ分かりませんので、今後しばらくしてからの使用感も追記したいと思います。

とりあえずファーストインプレッションとしては、転送速度が激ハヤ・デザインも好きで買って良かった!と感じています。

それではまた!

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