大理古城から麗江に到着し、21C Lijiang Scenery Guesthouseにチェックインをした後、麗江古城を散策してみた。
麗江で宿泊したゲストハウスの紹介はこちら。
この宿は既に麗江古城の中にあるので、歩いてすぐにその特徴的な建築や面白い壁などを見ることが出来る立地の良い場所だった。
ナシ族のトンパ文字で書かれた白壁
この麗江は大理とはまた別の少数民族、「ナシ族」が今でも住んでおり、ナシ族が使う象形文字の「トンパ文字」を街のいたるところで見ることが出来る。
この独自の文化や街の景観などが認められ、街自体も世界文化遺産に登録されている。
上のトンパ文字の写真の上段は、「麗江古城」と読むようで、とても面白いな。
大理のペー族(白族)とはまた違った建築が見られ、門などの色彩も鮮やかなものが多かった。
三眼井
歩いていて見つけた三眼井。
麗江古城の街中にはこのような井戸があり、今現在でも居住者の生活に使われているのが特徴的だ。
ここでは服の洗濯と、野菜の水洗をしていた。洗濯は下流側とか一応ルールはあるのだろうな。
銅像と人が入り混じって中々シュールな写真が撮れたなと満足。
↑上記写真の井戸の場所はこの辺。
他にも何か所か見つけたので、ふらりと歩いていれば見つけれると思う。
四方街(麗江古城の中心地)近くの通りには、このような傘をひっくり返して飾っているような通りも見れた。
光の加減でなかなか綺麗な風景になっている通りで、地元の人の工夫がされているな。
展望場所である万古楼へ
四方街から西側に進んでいくと獅子山公園という小さな山があり、そこからの展望がお勧めと言う事で行ってみた。
麗江の標高は約2400mと比較的高地にあり、階段を登るだけで息が切れてなかなか大変だった。
途中にあった願い事?が書かれた札が沢山あった場所。
お店がそういうものを販売して漬けているようだ、特にこの周辺にお寺とかは見つからなかったので。
これもなかなかいいアイデアだと思う。
そうして登ること10分ほど。
万古楼までの道は看板が沢山出ており分岐路はあるものの、比較的わかりやすい。
とにかく上に登って行けばシンプルに着くことが出来た。
入口はチケット売り場があり、35元(約560円。1元を16円で計算)を支払い入場した。
営業時間は8時半から18時半まで、入場は18時までのようだ。
他にもいろいろな観光地でチケットを買って入ったが、やはりQRコードを使用している人がほとんど。
この辺はさすがだなぁ~と感心させられた。
とりあえず入って、左手側に展望台があったので行ってみた。
バーンと現れた展望台からの景色はなかなか凄かった。
瓦屋根がずーっと敷き詰められたような風景。写真で見ると地味だけど実際はもっとすごい感覚に陥った。
これを約30mの高さがある万古楼から見ると、どうなるのか楽しみだ。
公園内にはこのような看板がいくつもあり、どれが何という建物かが一目でわかる。
この辺の看板の数の配慮もなかなか見習えるところかも。
少し入口の方に戻って万古楼を目指す。
これは途中のカフェの入り口。風鈴がいくつも飾られておりなかなか綺麗でいい感じの雰囲気。
奥から見える古城内の景色も同様にとても綺麗だった。
カフェから上に上る道の途中も風鈴が飾られてある。
このなだらかな山道を登るか、さきほどの展望台から階段を登り一気にいくか2択の道順があるようだ。
自分が行ったときは行きはなだらかな山道を使い、帰りは階段を使って行ってみた。
万古楼まであと少し。
そして入り口を入ると見えた万古楼。
高さは33mあり、5層の建物となっている。古城内では一番高い場所なので、古城を一望するには最も良い場所となっている。
建物の外観もなかなか迫力があるが、内部も壁にナシ族に関するイラストが描かれており、入場料もそこまで高くないので、麗江古城に来た際はおすすめの観光場所かなと思う。
一番上の階までは階段で移動。
詳しくはわからなかったが、1階にはこのようなイラストが描かれた壁が4方にあった。
途中の階にはドリンク類を販売するお店もあり、休憩もできる。
上の階になるにつれ、爽やかな風が楼を通り抜けるのでとても涼むことができた。
最上階からみた麗江古城の様子。
やはり写真では少し地味目だが、実際にはなかなか凄い風景を見ることが出来たな、と感じた。
しばらくこの楼で休憩をして、古城観光に戻ることに。
万古楼を降りて公園内を歩いてみると、クジャクなどがいるエリアがあった。
観光客が適当に餌やりなどをしていた、ゆる~い感じ。
鳥も何をするわけでもなくそこでたたずんでいた。日本だともう少し活発に動く気がするけど、歩き疲れているのかな。
そんな公園を離れて、中心である四方街に戻りそこから北方向に道を歩いてみた。
麗江古城の大水車へ
麗江古城にあるお店は、大理古城のようにチェーン店が多く目立った。
すべてを見たわけではないけど、見覚えのあるお店も結構ありここも観光客向けの街に完全になっているように感じた。
路地は入り組んで昔ながらの雰囲気を楽しめるものの、ほとんどの景観やお店は完全に商業化の色が強い。
四方街から10分ほど歩くと、麗江古城の代表的なモニュメントの大水車のある広場へと到着。
一般的にはここをベースに、宿や目的地を探したりする場合が多いのかもしれない。
近くには交通量の多い道路やバス停もあるので、そうなるのも納得だな。
↑この大水車広場はこの辺。
麗江古城の最北に位置している場所だ。ここから先は普通の街となっており、今回はほとんど古城からは出なかった。
1997年に麗江古城が世界文化遺産になったことを説明する石碑。
大水車前の広場はとにかく観光客が多く、それぞれ思い思いの写真を撮っている姿が見られた。
まーこの広場に特に目立った印象はないけど、浅草に来て雷門をバックに写真を撮る、そんな感じなのだろうな。
広場の近くには外資系のファーストフード店や、お土産屋、服屋などのショッピング向けのお店がずらりと並んでいる様子だった。
休憩がてらに飲もうか迷ったスターバックス。結局他のローカル店で紅茶を飲んで過ごした。
これ以上は特に見るところもなかったので、宿のスタッフにお勧めされた四方街から東の川沿いの道に行ってみた。
↑その川はこの道と交差している、街を縦断している川。
川の名前は分からないが、街を走る川は多くないので簡単に見つけることが出来た。
街を縦断する川沿いを散歩
麗江古城の大通りはさほどワクワクする感じではないが、南側の入り組んだ路地はなかなか面白かった。
チェーン店っぽくないコダワリのあるオシャレなお店も多く、買い物もしたくなる気分だ。
またこの街も緑や花が多く飾られており、商業化されてるものの雰囲気はとても好きだな。
インスタ映えするような交差点や路地も多く、新しい道を歩くたび発見が多い場所だった。
目的の川を発見し、その流れに沿って歩いてみた。
緑と川と昔の雰囲気の建物のマッチは、個人的にかなりハマった風景だ。
天気も良く陽射しも爽やかで、しかし標高も高いのでTシャツで散歩していて暑くないのが素敵だった。
こういう川沿いのレストランでの食事も、友達といたら行っていただろうな。
川沿いには無数のお店があり、ウィンドウショッピングをしながら散歩を楽しみながらできた。
スタッフのお勧めの意味が、歩いていて良く分かったこの川沿いの道。
たしかに中心地の商業的な場所より、よっぽどリラックスできる素敵な道だった。
そんな感じで3~4時間かけ、麗江古城をぐるりと見て回ったこの日。
まだ外は明るかったが、暗くなってからのライトアップや夜の雰囲気を楽しむため一度宿に帰ることにした。
個人的には大理古城より好きな雰囲気のこの街。夜はどんな顔を覗かせるのかも楽しみだった。