タイのバンコクには日本にないようなナイトマーケットと呼ばれる、その名の通り夜にしかお店が開かないエリアが何か所もある。
有名な所ではシーロムのパッポン通りや、ラチャダーの鉄道市場などだ。
その中の1つでまだ行ったことのなかったナイトマーケットがあり、今回時間があり行ってみることにした。
そこのナイトマーケットの名前は「アジアティーク」と呼ばれており、チャオプラヤー川沿いに建てられた昔の倉庫を改築して、東京ドーム2.5個分、約1500の店舗が並ぶ巨大なナイトマーケットとなって営業をしている。
2012年4月にオープンと言う事で、比較的若いナイトマーケットだ。
今回川沿いという立地のナイトマーケットに初めて行くことになるが、やはり東南アジア独特な雰囲気のあるナイトマーケットは全体的に大好きで、特に何も買わなくてもビール片手にぶらぶらするだけでも非常に楽しく、大好きな時間の過ごし方の1つだ。
アジアティークへの無料シャトルボートでの行き方
以前訪れたアイコンサイアムへの無料シャトルボートが出ている同じ場所から、違う船に乗って行くことができる。
アイコンサイアムへの行き方は下記で紹介。
BTSサパンタクシン駅に着くと、チャオプラヤー川の方の出口に向かって進む。
↑サパンタクシン駅はこの辺。ここからチャオプラヤー川を使い南に下っていく。
出口番号でいえば②番となるのでそちらの方に進んでいく。
②番出口を出て階段を降り道なりに進んでいくと、少し大き目な船乗り場が出てくる。
ここは有料の船と、アイコンサイアムやアジアティークのような商業施設行きの無料の船が発着している。
この写真で見えるカウンターやボックスの中は有料の船となっている。
スタッフがどこに行きたいか?と聞いてくると思うのでアジアティークと伝えよう。それなら向こうと教えてくれる。
もし話しかけられない場合は、通路の奥に看板が見えるのでそれを探せばよい。無理な客引きなどはここではないので安心して船を探すことができる。
この看板の奥にアジアティーク行きの船待場がある。
また行くときに気を付けないといけないのが時間帯だ。
アジアティークはナイトマーケットなので昼間はオープンしていない。なので送迎船も時間外は出ておらず、午後16時~午後23時半までの運行となっている。
この時到着した時間は17時、なので運行している時間なのでさらに奥にあるところで船が来るのを待った。
奥に行くとこのように、アジアティークの赤い旗が立った場所があるのでそこに並べば問題ない。
運賃は無料なので、特に準備も何もせずただ船が来るのをここで待つだけだ。
大体15分くらい待ってスタッフの人に船が来たことを告げられる。そのあと、待っていた場所から船の方向に案内されそのまま乗船をした。
今回乗った船はアイコンサイアムみたいに外装が看板になっていないものだった。ぱっと見がこれがアジアティークに行くのかは非常に分かりにくい。
船の後ろにアジアティークの小さい旗が立っていたくらいだが、これだけではほぼ分からない。
この時乗船するお客さんは少なく、十分座ることができた。おそらくもう少し遅くなってから人が増えるのだと思う。
席を半分くらい埋めて船は出航。のんびりとチャオプラヤー川の雰囲気を楽しめるのも、このナイトマーケットの特徴だ。
チャオプラヤー川沿いは高級なホテルやコンドミニアムも立っている人気のエリアだ。
タイの化粧品メーカーの広告を張った船。ド派手だ。
そんな風景を見ながら揺られること10分ほどで、目的地のアジアティークに着くことができた。
大きな観覧車が特徴的なアジアティーク。そして無事に到着して港に立つことができた。
アジアティークからサパンタクシン駅の港まで帰るときも同様にこの場所から無料のシャトルボートに乗ることが可能。
船の運航時間は行きと同じく、午後16時~午後23時半までの運行となっている。
並ぶ場所は複数箇所あるが、フリーシャトルボートと書かれた赤い看板の所で乗れば大丈夫だ。
このようにBTS方向へと向かう船の看板が出ており、並ぶレーンも柵で囲っているので分かりやすい。
夜は下記ような感じで、それぞれの行先に対応した乗り場で待つことになる。
実際帰るときにここの乗り場を同様に利用したが、来る時よりも長い間待つことになった。25分~30分程度だろうか。もし何か夜に予定がありこの船で帰る場合は、少し待つつもりで早めにここに来た方がいいかもしれない。
黄色と青の看板はBTS方向ではないので並ばないようにすればOKだ。
以上が、サパンタクシン駅から無料シャトルボートを使った行き方と帰り方の説明となる。
アジアティークの店舗と雰囲気
アジアティークの施設内や店舗について簡単に説明をしたいが、アジアティークは下記の4か所のエリアに分かれている。
ちなみにこの写真は、ウォーターフロントエリアのバーが並ぶ場所で撮影したもの。
ここも昔の倉庫を改築したようなオシャレなレンガ造りの建物でできていてとてもいい感じだ。
アジアティークのエリア訳としてはこんな感じだ。
・ウォーターフロントエリア(上部写真の地図上で水色のエリア)
船の到着場所に近いチャオプラヤー川沿いに面したこのエリアは、バーやレストランが連なるエリア。川沿いの300mを超える遊歩道でのんびりとするのもいいエリア
・ファクトリーエリア(上部写真の地図上で赤色のエリア)
昔あった木材工場を改築した場所で、約500店舗のお店があるファッションエリア
・タウン・スクエアエリア(上部写真の地図上で緑色のエリア)
色々なスタイルのレストランやビヤホール、イベント広場からなる中央部付近のエリア
・チャルンクルンエリア(上部写真の地図上で黄色のエリア)
日用品、アクセサリー、小物などのお店が数多く並びキャバレーショーやムエタイ観戦もこのエリアにある。ショッピング、エンターテイメント施設があるエリア。
以上が簡単なエリア訳の内容となっている。
また船の上から見えていた観覧車や、小さい遊園地も敷地の横に併設されていた。
夜はイルミネーションで装飾され、そこそこにぎわうエリアとなっている。
またこのアジアティークの特徴は、そこから見える夕日もその1つだろう。
チャオプラヤー川とビルを挟んで落ちる太陽は、遮るものが少なく何とも言えずとても美しかった。
この辺はやはり現地で見るものが一番きれいだ。写真ではなかなか伝わらなくて残念。
ウォーターフロントエリアのレストランやバーはこの時まだ人は少なかったが、夜にかけてとても雰囲気のいい場所なのは間違いない。普通にご飯に行ったり、またデートで使うのにもとても適しているだろう。
料金はお店によりピンキリだったが、少し見た感じだと食事とアルコールなども入れて1人500~1000バーツあれば普通に食べれる感じだった。
バーに行けばもう少し安く抑えられると思う。
少し奥に行き、タウン・スクエアエリアへ。
ここは大きな広場になっており、その周辺に和食も含めたレストランがたくさん並んでいる。
中央広場のシンボルでもある時計塔。待ち合わせなんかでも使いやすい場所だ。
まるまる鶏をグリルしたお店。
和食屋さん。
なかなか外装にこだわったこのようなお店もあった。
日本で有名な焼き鳥屋さん、秋吉もなんとここにお店を出していてびっくり。
このようなフルーツジュース、シェイクやアイスなどのデザートを提供するお店も点々としている。
自分はチャンビアーを飲みつつぶらぶらと歩いていた。上のお店は350ml缶で55バーツなので良心的な価格だと思う。
下のお店は小瓶で80バーツと少し割高。お店によりそれだけの差があるので少し探さないといけないのは確かだ。
ショッピングエリアであるチャルンクルンエリアとファクトリーエリアは、いたって普通のお店が多い印象だった。
特にここに来なければ買いにくい、というような商品は少ないかな。
マッサージやフィッシュスパのお店も少しだがあるのを見た。
Tシャツや服関係も多かったが、このような雑貨店が多いように感じた。
値段も特に安くもなく、ナイトマーケットプライスという感じで値段交渉はできれば必要だろう。
大型のナラヤも発見!タイの定番のお土産もここで品質のいい物が安く買うことができる。
このアジアティーク内には何か所か両替所、ATMもあるのでその辺の心配は特にいらない。
レートは一般的な街中と同じであまりよくはない。
所々にこのような昔の労働者をイメージした銅像が点在している。
多くの人が写真を撮っているそんなスポットだった。
ムエタイショーは火曜日から日曜日の間で、20時~21時までの間でやっているみたいだ。
カリプソキャバレーショーのチケット売り場。ここはタイでも有名なニューハーフショーが見れる場所だ。
自分は今回入って見てはいないが、かなり演者さんのレベル(綺麗さ)は高いみたいだ。
大人1人1200バーツ(約4200円)となっているが、バンコク1ともいわれるショーなので値段相応なのだろう。
ショーは1日2回、19時半と21時スタートとなっている。
全部のエリアをぶらぶらと歩いて、大体2時間くらいの滞在だった。
もう日は落ちて暗くなり、遊園地エリアのネオンが光り輝いて綺麗に灯っていた。
ゴーカートや回転木馬、UFO?と謎のラインナップだが、子供連れの家族が多く結構にぎわっていた。
観覧車もネオンがとても綺麗だった。
これは良く分からないがお化け屋敷コースターっぽかった。
そんな感じで初めてのアジアティークを満喫。
正直ナイトマーケットとしての雰囲気は他のマーケットと比べて少し薄く感じてしまったが、リバーサイドや建物の雰囲気は良かった。
ショッピング目的というよりも、ご飯を食べに来たりそのついでで、ぶらついたりするにはいい場所かなという感想だ。
1度は来てみて損はない、そういう感じの場所だった。
帰りは来た方法と同じ、無料のシャトルボートに乗りほろ酔いで帰路についた。