大理の街から約570キロ南に下った、景洪(Jing Hong)別名シーサンパンナ(西双版納)に向かう日が来た。
この景洪という街はミャンマーとラオスの国境に近く、次の国ラオスへと向かうためだ。
事前に購入していたバスの時間に合わせ、朝食に回鍋肉ご飯15元(約240円。1元を16円で計算)を頂く。
味付けは濃いめだが、やはりどこで食べても外れがなく美味しくいただくことが出来た。
もうこの料理を食べれる機会も、数えるくらいになったのが残念で仕方ない。
バスターミナルへ移動
ご飯を食べ終わりホテルをチェックアウトする。
この移動のため大理では鉄道駅、バスターミナルが近い新市街に宿泊をしていた。
その時宿泊していたのは下記のホテル。
このホテルから大理新市街のバスターミナルまでは徒歩5分ほどで非常に便利な立地だ。
途中にある別のホテルでは、チェックアウトする客向けに露天商がホテル前に帽子を並べて販売する姿も。
なかなか商売熱心なスタイルで関心するなぁ。
大理新市街にはバスターミナルは複数個あるが、今回利用する鉄道駅近くのバスターミナルの外観はこんな感じ。
↑グーグルマップには残念ながら登録されていないが、場所でいうと大通り沿いのこの区画内にバスターミナルはある。
かなり建物も大きいので、近くを歩けばすぐわかるだろう。
バスの出発までターミナルで過ごした
バスターミナルの中はこんな感じ。
チケットの購入は前日に、「日にち、時間、行先(景洪)、人数」を紙に書いて、それを見せて問題なく無事購入することができた。
この時は当日でもバスの席はあったが、万が一の売り切れを考えると前日か2日前くらいには購入しておいた方がいいだろう。
ちなみに今回乗車するバスターミナル「大理汽车客运站」から景洪行きのバスは毎日3便あり、
8時20分発、9時40分発、11時発でそれぞれ料金は269元(約4304円。1元を16円で計算)だった。
ネットの情報を見ると大理から景洪までバスで約14時間かかるようで、一番出発時間の早い8時20分発のバスでも、到着予定時刻は22時20分とそこそこ遅い時間になってしまう。
こればかりは仕方ないが、それ以上遅く到着するのも不安なのでこの8時20分のバスのチケットを購入していた。
購入していたバスチケット。厚紙にQRコードが記載されており、これを読み込んで乗り場へ進むことが出来る。
バスターミナルの中は特に変わったものは無く、トイレと売店、レストラン、他にはスマホの充電器貸出(有料)なんかもあった。
少し早め7時50分ごろには到着しており、まだ出発まで時間があったのでここで時間をつぶす。
そして8時5分頃、自分が乗車する景洪行きのバスがやってきた。
寝台バスに乗車
バスは大型で寝台タイプの席となっていた。
行先の看板にある下関(シャーガン)の文字は大理を意味している。
バスの車内は中国圏によくある3列で2段ベッド式。
空調は普通に効いていたので、掛け布団は使わずクッションのように使っていた人が多かった。
外の景色を見たかったが残念ながら真ん中の席で、どうやら指定席のようで移動しずらくそのまま横たわる。
お客さんを半分ほど乗せ、バスはほぼ定刻8時23分にバスターミナルを発車した。
バスは順調に進み、約2時間半後、10時50分頃休憩に入った。
特におなかも減っておらず、外に出て伸びなどをしてリラックス。
休憩場所にあった充電の電源。充電費5元(約80円)と書かれている。
15分ほど休憩をして再度バスは出発。
バスの車内では動画を見たり、音楽を聴いたりうたた寝をしたり。
こういう時アマゾンプライムのオフライン動画を持っていると、時間を潰せて素晴らしいなと感じる。
また2時間半ほど走り、次はお昼ご飯のようだ。
ここで30分ほどご飯休憩したものの、万が一お腹を壊すと大変なことになるので自分は持参したお菓子で過ごすことに。
こんな感じで2時間半~3時間ごとに休憩を挟みながら、主に山道を走って進んでいく。
途中大雨も降ったり。
かなりの山道を進むことも。
基本カーブが多く酔う人も中にはいたので、寝ていてもそこそこ辛いかもしれない。
そんな感じで21時過ぎに景洪手前の街、プーアルに到着。
まだここでは下車しないが、日本でも「プーアル茶」は有名だとおもう。そんなお茶の産地を通過してもう少しで目的地の景洪だ。
ようやく景洪の街に到着
プーアルを出て1時間ほどして、1度検問があり停車。特に問題なくバスは先へと進み、23時20分無事に景洪の北側にあるバスターミナルに到着をした。
約15時間の長時間移動で、なかなか疲れたのは確かだな。
↑到着したバスターミナルの場所はこの辺。
景洪にはバスターミナルが3か所もあり、予約していた宿から一番遠い場所に着いたようだ。
もちろんバスターミナルの中はもう誰もおらず、外にバイクやタクシーの客引きがいるくらいだった。
宿まで歩けないことは無いけど、大体30分、治安の様子も良く分からなかったので、やはりバイクで連れて行ってもらおうと値段を聞いてみるが、50元(約800円)とか言いやがる。
バイクで10分ほどの距離、5元とか10元が相場だと思うけどどうしようかな~と、考えながら少し歩いていると流しのバイクが話しかけてきた。
同様に値段を聞いてみると10元(約160円)というので、恐らくこの値段でもボラれているのだろうと思いつつ、交渉も面倒だったので乗ることに。
バイクに乗って街の雰囲気を見てみたが、夜(23時半頃)の景洪は全然危なくなさそうな感じ。
大通りは照明も多くついており、人もそこそこ活動中の様子だった。
しかし安全面でクリアしても荷物を持って30分は体力的につらかったと思うので、やはりバイクを選んで正解だったかな。
バイクは無事目的の宿まで連れて行ってくれ、なんとか到着。
無事にチェックインもできたので、荷物を置いて夜ご飯だけ食べることに。
正直宿の周りはあまりお店が開いてなく、少し歩いて見つけたお店で、指差しで焼きそばのような物を注文。
味はまあまあ美味しく、8元(約128円)の夜ご飯を食べ、宿に帰り寝ることに。
来たことない街による着くのはいつまでたっても不安だが、ここは全然安心感がありよかったな。
ということで1日かけた移動は無事終了。
明日は景洪をぶらつこうと思いゆっくりと眠りについた。