到着した大理駅から大理古城へのバス移動をし、宿へのチェックインが無事に終了。
今回宿泊したのは下記のゲストハウス。大理古城西側に位置しておりとても古城に近い宿だ。
この時、午後の3時頃。夜の8時頃まで雲南省は明るかったのでまだまだ時間があり散策へと出かけた。
宿を出て大通りを渡った先はすぐに大理古城の門が見える。
この門では朝から夕方くらいまで、果物売りの方が多く並んでおり、とても美味しそうな色のサクランボやブルーベリーを見ることが出来た。
歩行街を歩いてみる
その門の先には、「歩行街」と書かれた通りが現れ、水が流れるとてもいい感じの雰囲気の街並みが広がっていた。
この歩行街はこの道路の名前ではなく歩行者専用道路を意味しているようで、ほかにも歩行街という名称が出てくる。正式な名称は不明だ。
↑歩行街はこの路地。
古城内に一番最初に入った通りがこの道だったので、古城内は水路が張り巡らされているのかな?と思ったが、ここみたいな大きな水路はほとんどなく、ほかの道は一般的な歩道だった。
この道が特別だったようだ。
かなり日差しが強い日だったが、街路樹の葉が遮ってくれて涼しい空気だった。
大理古城の建物は昔の建築のデザインをしているが、比較的新しく建てられたものが多かった。
町全体がそんな感じなので、雰囲気はいい感じ。これが昔の建物そのまま残っていたらもっと素敵だったのだろうなぁ、と少し残念だった。
水場近くには日本語表記での注意看板もあった。
歩行街を先に進むと、車道が出てきてそこには電動のカートやバイクがバンバンと走っていた。
歩行者天国と、車道が細かく入り混じっているのがこの町の特徴でもあるかな。
このような一輪車セグウェイのような物に乗る人も。バランス感覚凄そう。
大理古城内は広いので、このようなカートも結構行き来している。
この道をさらにまっすぐ行ってみることに。
この辺は夜オープンするレストラン街のようで、オープンに向け準備をしていた様子。
途中、このような大きなモニュメントがありその横にはスターバックスもあった。
↑スタバの場所は登録されていなかったが、この交差点の近くだった。
全体的に緑が多く爽やかな街並みが続く。
造られた街という感じはするものの、これはこれで個人的には好きな街並みだった。
公衆トイレは無料で利用が出来た。トイレは街中に点在していて探せば意外に近くにあったのでとても便利だった。
そしてここが歩行街の始発点となり、北門と南門を結ぶ復興路と交差している場所だ。
この道を逆に行けば宿の近くの門に行けるので、迷った時でもわかりやすい目印となった。
五華楼を眺める
そして復興路に出て少し北に行けば「五華楼」がドンとそびえたっている。
この楼は1999年に再建されたものらしく、当時のものを見てみたかったなという思いがここでも出てきた。
通常、8時から20時半までの間で無料でこの楼に登れるらしいが、自分が訪れた時はカギがかかっており登ることが出来なかった。とても残念だ。
再建されたものでもその迫力は凄く、見ごたえは十分あるだろう。
英語と中国語でこの楼についての説明が書かれてあった。
大理市博物館へ行ってみた
五華楼から南に少し歩くと、大理市博物館が見えてくる。
無料で入ることが出来るようなので折角なので見てみることに。
↑大理市博物館の位置はこの辺。グーグルマップでは登録されていないようだ。
入って中央に大きな建屋があり、そこの1階に大理周辺で出土したアイテムが展示されていた。
2階はこの時小さな瓶の特別展示をしており、高さ3~5センチほどの小さな小瓶が沢山展示されていた。
後で知ったが、この小瓶の使い道は中に気付け薬を入れて直接鼻から吸い取る、そんな使い方をするらしい。
博物館敷地内にはこのような石碑が多く並んでいた。
こちらはオリジナルの石碑のようで細かい感じがびっしりと石に書かれているのは凄かった。
1文字でも途中で間違えたらどうしていたのだろうか。
博物館はそんなに広くないので30~1時間あればぐるりと1周できるだろう。
サクッとみることが出来るので、立ち寄ってよかった場所だ。
博物館を出て大理古城内を散策。
中心の道路を歩けば歩くほど、観光客向けの街並みになっていることに気づく。
ほぼ同じような飲食のチェーン店や、銀細工のお店、眼鏡、服、お茶屋などがずらりと並ぶ。
街を南に歩いて南門に到着。
こちらも本来なら登れるはずだが、カギがかかっており登ることが出来なかった。
工事中か何か分からないが本当に残念。
↑南門の位置はこの辺。
グーグルマップの位置が若干ずれているのが気になるな。
ここも登ることが出来なかったので、とりあえずメインの復興路を北に歩いて行ってみることに。
途中の路地を入って見ると、かなり年季の入った古い家も見ることが出来る。
一回中に入って、どんな家なのか見てみたかったなぁ。
五華楼を抜けた先にあったマクドナルド。かなり外観にこだわっていてド派手な印象だ。
↑場所はこの交差点の一角に位置していた。
キリスト教の天主教堂へと行ってみた
古城内にはキリスト教の教会もあり、一目見ようと訪れてみた。
↑場所はこの辺。大通りから少し路地に入ったところにひっそりとたたずんでいた。
元は1927年に建てられ、1984年に政府の援助のもと大規模な改修がなされ現在の形となっている。
一般的によく見る教会とは違い、白族とキリスト教の建築が入り混じったような独特な建物。
屋根に十字架がなければ、教会と気づかないだろうな。
残念ながらここでも、建屋左側の工事を行っており全体像を見ることが出来ず。
中は濃いめの青色で統一されており、神秘的な感じ。
中央の中国語で書かれた「天主是愛」の文字が不思議な感じだった。
ここも無料で見ることが出来るので、大理古城を訪れた際は足を運んでもいい場所だと思う。
少し歩き疲れたので、近くのお店で紅茶を飲んでみることに。
本当はコーヒーが飲みたかったが見当たらず。
タピオカが入った日本でも流行っている紅茶。なんだかなぁ~と思いつつ飲んでみると激ウマ!
かなり甘めで疲れた体に効く~!って感じの味だった。これは美味しいけど飲みすぎたらすぐに体壊しそう。
11元(約176円。1元を16円で計算)でかなり癒された。
大理農村電影歴史博物館に来てみた
次に訪れたのが、昔の映画の機材やポスターなどを飾ってある電影歴史博物館。
ここも無料で見ることが出来る場所の一つだ。
自分は昔の写真やアイテムなどが好きなので、非常に興味深い場所で訪れてよかったと思った。
撮影に使われた機材や、小道具、服なども展示されていた。
毛沢東がテーマの映画のポスターが多く飾られており、昔は徹底してそういう教育をしたのだろうなと想像。
この博物館にはお客さんは1人もおらず、スタッフさえ居ることに気づかず見ていたら、最後の出口付近に座っている係員がいてマジでびっくりした。
館内は薄暗く少し気味が悪い感じもしていたのも相まって、本当に驚いた。
ここの博物館の営業時間は9時から18時までとなっている。
こんな感じで街中をぶらつき、夜のライトアップを見ようと思い一度宿に帰ることに。
夜の大理古城を歩く
夜の8時半頃、暗くなったところで再度大理古城へと向かってみた。
中心部の通りは光がともり観光客も絶えずいたが、少し路地裏に入ると静かな感じで人もおらず寂しい感じだった。
中心部はこんな感じで昼間と変わらず、いやそれ以上に観光客が多かった気がした。
五華楼のライトアップはかなり綺麗。周りでも写真を撮る人が多く賑わいを見せていた。
昼間訪れた大理市博物館前の広場では、民族衣装を着た人たちが元気に踊っていた。
一般の人も入っていたし自由参加だったのかな。
しばらく見ていたが、何時間くらい踊るのだろうというぐらい、音は止まらなかった。
最後に南門のライトアップを見て今日の観光は終了。
帰る途中に見つけたお店で、刀削麺15元(約240円。1元を16円で計算)を注文。
安定の美味しさで、あっという間に食べることが出来た。
お店にいた猫。少し眠そうだ。
ということで、大理初日の観光は終了。
観光地化された感じは否めないが、ペー族の独特な建物は見る価値がありなかなか新鮮な気持ちで過ごすことが出来た街だ。
昆明とは全く違った雰囲気で、翌日も大理古城近くの観光を楽しんだ。