北海道博物館を後にして、次に向かったのが隣にある「北海道開拓の村」。
北海道博物館についての記事はこちら。
「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて作られた北海道各地の建造物を、広大な敷地に移築復元をし再現した野外博物館となっている。
開拓当時の生活を体感的に理解するため、文化の流れを示す建造物を保存している。
北海道博物館での説明と同じになるが、行き方としては、
地下鉄大通駅から東西線の終点である、新さっぽろ駅行きに乗り約20分(320円)。
そこからバスに乗り換え、新22「開拓の村」行きに乗り約20分(210円)で到着する。
電車とバスを使っていく場合、博物館行の最終バスが14時30分と早いので、気を付ける必要がある。新さっぽろ駅行きは、17時40分が最終となっている。
時刻表などは開拓の村のものが詳しい。(ページ下部にバス時刻表あり)
北海道博物館とセットで行く場合は、出来れば12時15分か13時のバスに乗るくらいが良いだろう。
▼途中の道
北海道博物館からは、歩いて10分ほど。
北海道博物館で行き方の説明と地図がもらえるので、もらっておくとよいだろう。
バスが走る通りに出て、看板沿いに向かえば簡単に着くことができる。
▼北海道開拓の村入り口
入り口からして、昔の建物の雰囲気がかなり出ていて面白い。本当に美しい建物だ。
入村料は800円となっているが、北海道博物館と併せて買うと200円安くなるのでお勧めだ。
2か所で1400円のところ、1200円で購入ができる。
▼外にある看板
周辺のハイキングコースや、開拓の村の案内が書かれていた。
▼入り口の建物内
受付があり、共通チケットを渡して入村をする。
ここは自販機、お土産コーナー、トイレなどがあった。
村内は大きく分けて、市街地群、漁村群、農村群、山村群と別れており、昔の建物と当時の使われていたアイテムなどが展示されている。
▼市街地群
↑旧開拓使札幌本庁舎
1873年に建てられた本庁舎を再現したものが最初に見える。
中は現代のもので、総合案内・情報サービスコーナー等がある。
↑開拓の村の模型
↑旧開拓使札幌本庁舎、建設時の写真。
▼来正旅館
オーナーは屯田兵として入植し1898年の退役後、開通直後の宗谷本線の永山駅前に移り、待合所を開業した建物を再現。1918年に水害を受けたため、翌年に旅館兼待合所を新築し営業を再開。当時は、旅人の宿泊や汽車の待合などに利用されてにぎわっていたとのこと。
(HPより引用)
このような説明がそれぞれの建物に記載されており、当時の背景が説明されている。
開拓の村HPにも、説明があるので参考になる。
↑来正旅館前にある馬車鉄道。
一定時間に稼働し、有料だが馬車の引く鉄道で村の奥まで行くことができる。
大通りの馬車鉄道はこんな感じ。左右に建物が整然と並んでいる。
▼旧浦河支庁庁舎
▼旧小樽新聞社
それぞれの建物の中にも入ることができ、新聞社では印刷機などが展示されていた。
▼旧札幌警察署南一条巡査派出所
▼旧島歌郵便局
▼旧武岡商店
▼旧渡辺商店
商店の建物内は当時の様子が、かなりリアルに感じることができた。
▼旧山本理髪店
他とは少し違う、おしゃれな建物の理髪店。
▼奥にある馬車鉄道乗り場
上記の時刻表で、村の入り口と奥を馬車鉄道が繋いでいる。
もちろん本物の馬で、ゆっくりの移動だが、当時を想像できる絵になる感じだ。
▼農村群の酪農畜舎
▼旧平造材部飯場
木材の切り出しなどで働いていた人の、食事、住居がこちら。
ライトの暗さも相まって、かなり劣悪な環境だったことが感じれた。
タコ部屋とは、こういう感じの住処なのだろうか。
▼森林鉄道機関庫
切り取った材木を鉄道で輸送をしていた事が良くわかる。
▼市街地群
市街地から農村、山村とぐるっと回り、再び市街地に帰ってきた。
閉村時間もあり、かなり急いで回った感じだ。
夕方の16時ごろになると人も少なく暗くなってくるので、できればこちらの開拓の村を先に行き、あとで北海道博物館というルートの方が良いかもしれないと感じた。
思っていたよりも敷地が広く、短くても2時間は開拓の村見学に必要だと思った。
昔の建築が展示されており、当時の生活などがかなりリアルに感じれる場所。
北海道博物館とセットで来るのが、非常に良い場所だ。
お勧め度:★★★☆☆
名称 : 北海道開拓の村
住所 :〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50−1
営業時間:午前9時~午後4時30分(入村は4時まで)
休館日 :毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休館)
※シーズンにより時間や休みが変わるので、HPにて要確認
入場料 :大人800円
HP :北海道開拓の村