2日目、午前中のマーケットと王宮博物館の観光を終え、一度宿に戻ってきた。
それまでの午前中の過ごし方はこちらの記事より。
なぜならお昼からクアンシ―の滝へ行くのに、宿までピックアップをしてもらう約束をしていたため。
クアンシ―の滝はルアンパバーンで一番有名と言っていいほどメジャーな観光地で、非常に綺麗なエメラルド色の池と滝を見ることが出来る場所だ。
しかしここまで行くためにはルアンパバーンの街から約30キロと距離があり、一般的には旅行会社などに車を手配してもらい、貸し切りかシェアで向かうのがメジャーな方法。
前日にクアンシ―の滝への足を考えていた時、宿近くのナイトマーケット入り口交差点付近にたむろしていたドライバーに声を掛けられ話を聞くと、貸し切りで200,000キープ(約2600円。1キープを0.013円で計算)、シェアなら50,000キープ(約650円)とのことだった。
いちおう参考に価格を聞いて他の旅行会社にも聞いたが大体50,000~60,000キープで、相場はそんなものだろうという感じ。
そしてふと宿に居るとき壁紙があるのに気づき、そこにクアンシ―の滝35,000キープという表記があった。
これは安いと思い、そのままスタッフに尋ねて翌日行くことを依頼をしたのだ。
そして当日の11時30分、お願いしていた時間ぴったりに運転手がピックアップにやってきた。
宿でこのようなツアーや移動方法を頼むと、何かあった時すぐに話せるのがいいところ。
今回はきちんと時間通りにやってきて、とても嬉しい。
クアンシ―の滝へ移動
やってきた運転手とともに車が置いてある川沿いの道まで少し歩いて、ラッキーなことに助手席に案内された。
そして広々としたシートに座り出発。
まだ満席では無かったので、近くの同様のゲストを迎えに行くため、ぐるぐると周辺のゲストハウスを回る。
そして10分ほど周りミニバンはクワンシーの滝へと向かった。
出発から約1時間ほど待ちを抜け山道を走ってクアンシ―の滝に到着。
結構この運転手もアジアあるあるで、どこでもお構いなしに飛ばしてたから少し怖かった。
到着する前に車内で、クアンシ―の滝入場料20,000キープ(約260円)を直接ドライバーが集金をし支払い。
駐車場はこんな感じで、何台か他のタクシーもゲストを乗せて停まっていた。
今回自分が利用した車は屋根付きのレストラン横に停車したので分かりやすかったが、中央の広場に止める場合はナンバーか車体の特徴は覚えるか写真を撮った方がいいかもしれない。
駐車場には似たような車が多いので、もしかすると少し迷う可能性があるからだ。
車を降りて集合時間などの説明を受け、3時間滞在することが可能と言う事だった。
そして運転手に連れられ滝エリアの入り口まで誘導をしてもらうことに。
駐車場の近くにはレストランや商店が何件かあり、なぜか服を売るお店なんかもあったり。
クアンシ―の滝は大きな公園という感じで、滝の入り口はこんな感じ。
きちんとした大き目の門がある。
車内でお金を払ったものの、その代わりのチケット類はもらえず。しかしそのまま入っていいよ、と言う事だった。
完全にごまかしてそうで怪しい(笑)
営業時間は午前8時から午後5時半までということだ。
入り口門の近くには何個か看板が立っており、日本語での表記もある。
園内は泳いでいいエリアとダメなエリアがあるので、入る際は場所に気を付けよう。
クアンシ―の滝の園内にある熊保護エリア
門をくぐり道なりに歩いてすぐに、熊の保護をしているエリアが出てくる。
ここでは結構広いエリアに数頭が生活しており、のんびりとした様子を見ることが出来る。
かわいい?のかな。じゃれあっているシーンも見ることが出来たが、なかなかの迫力。
比較的サイズは小さめの熊だと思うけど、これでも襲われたら死んじゃうだろうな。
なぜこんなところに熊の保護センターがあるのかは分からないが、森林減少等で行き場を失った絶滅寸前の熊を助けようと言う事なのだろうか。
おなじエリアにはTシャツなどのグッズを販売するコーナーもある。
そしてここを抜けると、いよいよクアンシ―の滝へ
クアンシ―の滝エリア
熊の保護エリアを抜けると、爽やかな森林が出迎えてくれる。
道は歩きやすく、アップダウンも少なくて家族ずれでも来やすい感じの雰囲気と場所。
そして滝から来た水がたまる池のような場所。
一番下の場所でも、すでにめちゃくちゃ綺麗な色でテンションが上がる上がる!
済んだ池の中には小魚も見ることが出来る。
この最初のエリアは着替える場所は無いので泳いでいる人はいなかったが、もう少し上に上がっていくと更衣室があり泳いでいる人も多かった。
棚田のような光景は本当に美しい。
自然にこんな色ができるなんて本当に不思議だなぁ。
そして段々と滝の方に登っていく。
そして中段くらいの位置に、このような脱衣所が用意されている場所が出てくる。
なので水着をもっていけばここで着替えてこのように泳げるだろう。
ただ、皆さん荷物は外に置きっぱなしだったので、ロッカーなんかは無さそうだ。
盗難には少し気を付けて入る必要がありそうだな。
日中は言っても蒸し暑いので、ここでの遊泳は本当に気持ちよさそうだ。
自分は水着を持って行っていなかったので外から見ただけだが、それでも十分この風景を見ることができ満足だった。
遊歩道途中には、かなり立派なご神木のような木が説明入りでどーんと立っている。
樹齢数百年とか1000年とか経ってそうな大きさで迫力があった。
さらに上ると、小さめの池もあるので自分の気に入った場所で入って泳ぐことが出来そうだ。
一部のスペースでは、このように遊泳禁止の看板もあるので気を付けよう。
そしてさらに進み、クアンシ―の滝が出てきた。
このメインの滝近くの池は遊泳禁止で、風景を楽しむだけだが素晴らしい光景だ。
大体入口のある門からゆっくり登って、15~20分程度で奥のクアンシ―の滝に到着することが出来る。
滝の落差は約50mとのことで、迫力がありなかなか楽しめる。
何よりもこの済んだ空気と音が癒してくれるのは間違いない。
この時は水量も豊富でなかなか神聖な雰囲気のある滝だ。
あまり滝の近くまでいけないのは残念だが、これくらいの距離から見るのが一番美しいのだろう。
自然のままでこれからも残してほしい風景の一つだね。
しばらくこの風景を楽しんだ後、この滝の上にも行くことが出来そうだったので滝の左にある道を登ってみた。
この道はかなり急でハードな道となっており、また水が道の途中であふれている場所もあり十分気を付けていく必要があるところだ。
このような道をひたすら登っていくと、途中で引き返す人も。
どうやら先の階段に水があふれており諦めたようだ。
その階段がここ。
たしかに一部が水であふれており、靴がダメになりそうな感じ。
どうするか少し考えて折角だから登ってみることに。うまいこと濡れが少ない場所を見つけて急ぎ目に登る。
多少は濡れたが、なんとか無事に抜けることに成功。
そしてまたひたすら登っていく。
上から下を見ると結構急なところを登ってきたのが良く分かる。
この階段を抜け少し行くと平坦な道が出てきた。
洞窟がこの奥にあるような看板があったが、帰りの時間もあるのでそこにはいかず滝の上を回ってみることに。
ちなみに滝の横から、登り切ったこの上までで10~15分程度で来ることが出来た。
上にもこのような広い池が見られるが、少し濁って澱んでいる感じがする、
少しわかりずらいが、この風景がクアンシ―の滝を見下ろす感じ。
うっすらと滝つぼが見えるくらいだ。
この場所には小さな商店とボートトリップが出来るようだが、肝心のボートは浸水しているように見えた(笑)
頂上の池でも泳いでいる人はいたが全員ローカルの方。
やはり外国人は下の綺麗な色の池のみで泳いでいる感じだった。
滝の上はこんな感じで、時間があれば来て見てもいいけどそこまで見どころは無いので、無理に来る必要はないかなという感じ。
洞窟がどんな所か分からないが、上については回れたので滝を渡り反対から下ることに。
こちらの道は水があふれている階段や道は無く普通に下りきって、滝の左側に出ることが出来た。
まだ少し時間があったので、帰る途中のレストランでビアラーオを10,000キープ(約130円)で購入。
滝の上にも行き結構汗もかいていたので、とても美味しくビールをいただくことが出来た。
12時半頃に駐車場に到着して中に入り、ぐるっと回りこの時で14時ごろ。
なので滝だけを見る場合は、2時間もあれば十分かなという感じ。
まだ1時間ほど残っていたのでもう少し滝つぼを見たり、外に出てレストランや周辺をみて時間を過ごした。
出口を出てから周辺を見てみるが、特にほしいものも無かったのでシェアタクシーに戻ると、もうすでに半分以上の人がそこで休憩をしていた。
自分たちのグループは泳ぐ人もいなかったようで、2時間でも十分なようだった。
そして約束の3時間を待たずにゲスト全員が戻ってきたので、2時間半くらいの滞在でタクシーはルアンパバーンの街に戻ることに。
帰りも順調に飛ばし40分くらいで到着。
帰りは行きで拾ってもらったゲストハウスでは無く、中心の交差点付近で全員を降ろして解散となった。
今回で2回目のクアンシ―の滝だったが、ここもしばらくぶりだったので来て非常に満足することが出来た場所だった。
やはりマストともいえるルアンパバーンの観光スポットは間違いないな。
そんな感じで街に戻り、まだ時間もあったので引き続き街散策をしたのであった。