2022年11月。久しぶりに北海道へ旅行にやってきた。
余市でニッカ余市蒸溜所のガイドツアーに参加した後、この日は札幌ではなく、今まで泊まったことのない小樽で1泊だけ宿泊したのでそちらのレビューをしようと思う。
小樽での宿泊も「全国旅行支援」対象で、なるべく小樽駅や中心地に近い立地、そして値段も安いところで探していると、1件だけその条件に合う宿を発見。
それが「Tabist 小樽グリーンホテル」というホテル。
ホテルなんだけど、今回はドミトリーの部屋でも旅行支援を受けれたのでそちらを選択してみた。
ちなみに今回もbooking.comにて下記のページより予約をしている。
Tabist 小樽グリーンホテルの場所
▲GoogleMap上でのTabist 小樽グリーンホテルの位置
余市からはバスで移動をして、14時50分ごろに小樽駅前に到着。
そこからTabist 小樽グリーンホテルまでは歩いて5分ほどと、かなり駅からも近く中心地に位置している。
受付にてチェックイン
ただ安くて立地もいいのだが、唯一心配だったのが、サイトでの評価の低さ。
自分が宿泊した中で過去一番低い宿かもしれない、booking.comのサイトでは”6.3″というポイントで内心結構びくびくしていた。
最低でも8.0以上、できれば8.5~9.0以上の宿を基本選んでいるので、今回はなかなかの決断だ。
評価を見ていると、シングルの個室で部屋の設備が古かったり汚い、壊れているなど、結構酷評が並んでいる。
今回はドミトリーやし大丈夫かなぁという気持ちと、他にこの安さと良い立地が無かったので、しぶしぶ・・・選んだ感はあったな。
建物1階に受付があり、チェックイン時間の15時少し前だったが普通に案内をしてくれた。
基本的に部屋へのチェックインは機械でするようで、この受付では「全国旅行支援」のほっかいどう応援クーポン配布のための書類への記載をした。
この日も平日だったので3,000円のクーポン券を無事ゲット。
クーポンについては、前の「ザ ノット 札幌」の記事で紹介しているのでそちらを見て欲しい。
部屋へのチェックインは受付横のこちらの機械で行う。
方法は真ん中の紙に親切に書いているのでそれに従い、宿泊者に関する情報などを入れていき、最後にカードキーが出てきておしまい。
ちなみにチェックアウトもこの機械にカードキーを入れて手続きをするようだ。
受け取ったカードキーはこれ。
なくすと面倒なのできちんと管理しよう。
共有スペースと無料のコーヒー
受付を奥に進むと大きなテーブルに、それを囲むように漫画が沢山置かれている。
テーブルにもコンセントがありもちろんWi-Fiも飛んでいるので、作業できそうなスペースでもある。
漫画は数百冊はあっただろうか、それと小樽の観光マップやチラシがあったのでいくつかもらっておいた。
さらに奥には、ゲストハウスでよく見る形の洗濯機と乾燥機。
乾燥機の値段を確認し忘れたけど、洗濯機は1回200円だった。
そして嬉しかったのがこちらの無料コーヒー。
メニューはホットコーヒーのみでシンプル。
よく見かける自動コーヒーマシンだが、豆がいいのかめちゃくちゃいい香りで美味しい!
代官山の「MOTOYA EXPRESS」というコーヒー屋さんのものらしい。
これが無料で飲めたのは非常にありがたかった。たった1泊だったけど5~6杯は飲んだだろうか。
あとはコーヒーマシン横に無料で使えるPCも設置されていた。
共有エリアとしてはこんな感じ。
肝心の今日使うドミトリーはこの建物の前にあるようで、目の前の道路を渡って移動する必要があった。
という事で、さっそく移動。
宿泊したドミトリーのある別館について
受付を行った本館の前に同様の看板が出ている建物を発見。
そしてドアが開いていたのでそのまま上へと上がった。
先ほど受け取ったカードキーは、この扉用のもので普段は締まっているのでカードキーをかざして開錠する。
扉横には在小樽スリランカ領事館の看板があってびっくり。
2階と3階にそれぞれドミトリーがあるようで、この日は3階だったのでもう一階のぼる。
2階にはこのような小さい共用スペースと喫煙ルームが用意されていた。
そして3階へ。
このフロアの右にスリランカの領事館があってすごくシュール。
そしてもっとシュールなのがこちら。
うむ、完全に元立体駐車場やったんやね。
名残の匂いがすごくて好きやわ~と感じつつ少し他に何かないか散策。
宿泊者用に電気ポット、電子レンジ、冷蔵庫も完備。
あとは奥にトイレとシャワールームが用意されていた。それは最後に紹介。
宿泊したドミトリーについて
この館のドミトリーは、大部屋を木のパーティションで区切って小部屋を作っているようだ。
ドミトリー自体の入り口は1つで、中にある9つの小さい部屋の入り口はカーテンで仕切られているだけ。
1つの部屋の中はこんな感じ。
この日宿泊するドミトリーはここで、2段ベット1つの部屋を1人で運よく利用できた。
なんかビクビクしてたのがもったいないくらい、全然問題ない綺麗さのドミトリー。
設備は確かに最低限だけど、タオルも大小あるし、歯ブラシもありなんとパジャマまで用意されている。
布団も十分綺麗に感じたし、クーラーの温度もちょうどよかった。
そして金額については、この1フロアに9部屋(18ベッド?)用意されているタイプで、自分が利用したときは1泊3,240円だった。
2段ベット前にはこのような長机が設置。
もちろんコンセントも用意されていて小さな鏡も置かれている。
そして机の下に1つ、ダイヤルロック式の大きめのロッカーもあった。
小さめのスーツケースや、持って行った30Lのザック程度ならば十分そのまま入るサイズ。
これは評価できる点でよかったけど、一つしかないので別々のゲストが2人この部屋を使う場合は、一人はまったくロッカーが使えないのが辛いなぁ。
ドミトリー同士の通路はこんな感じで、入口はカーテンのみ。
なので特に静かな夜は声がめちゃくちゃ響いてしまう。
結局この後、外出して戻ったりを繰り返して、21時ごろシャワーを浴びてごろごろ。
それからも全然ゲストが来なくて、もしかして今日は自分だけか?と思ったけど、22時ごろ2人の男性ゲストが横の部屋に入った。
かなり酔っぱらってて少しうるさかったけど30分ほどで寝てくれたのはいいけど、そこからがイビキ地獄の始まり。
まじで一人のイビキがすさまじく、本人はまだしもお連れの方は耳どうなってんねん?というボリュームのイビキでかなり寝るのに苦労した。
やはりドミトリー使うときは、絶対耳栓持っていくべきや!と再確認できた夜に。
バス・トイレなど
シャワールームは3階に1つのみ。
湯量、水温は全く不満なく快適に使うことができた。
ただ、仮に満室18人だった日は、夜や朝は混むだろうなぁという印象。
もしかしたら他にも使用できるシャワーがあるのかもしれないけど、今回は特に聞いていないので不明だ。
そしてトイレも大小1つづつあるのみ。
正直女性で利用するのは少しためらう人もいるかもなぁ、と考えてしまうな。
ただトイレの入り口にもちろん鍵はあるので、男女共同でも慣れている人なら問題ないだろう。
水回りの清掃はどちらも綺麗にされており、使用者も少ないのもあるだろうが不満点は全くなかった。
総評
今回は北海道旅行で唯一、札幌以外での宿泊となった。
小樽のホテル数はやはりそこまで多くなく、中心地で綺麗そうなところは1万円はかかる感じ。
最初はどんなところだろうとかなり心配だったが、ここのドミトリー利用は全く問題なく快適に過ごすことができた。
3,000円程で宿泊できる宿自体かなり少ないので、選択肢に入るだろうがドミトリーになれていれば十分使える宿だと感じる。
価格 : ★★★☆☆ 普通のドミとしたら普通かな (ドミトリーを3,240円/泊で利用)
立地 : ★★★★★ 小樽駅から徒歩5分、観光地へのアクセスも良く使い勝手は非常に高い
設備 : ★★★☆☆ 可もなく不可もなく、普通に使う分は全く問題ない
雰囲気 : ★★★☆☆ 共有スペースの雰囲気は何とも言えない独特な感じ、個人的には面白い
スタッフ : ★★★☆☆ いたって普通、丁寧と思える対応で必要十分なサービスだった
お勧め度 : ★★★☆☆ 低価格、ドミトリーがOKなら★4つ。個室はやはり少し使うのが怖いかも(笑)
名称 – Tabist 小樽グリーンホテル
住所 – 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目5−14
最寄り駅 – JR小樽駅から徒歩5分