電動バイクを借りて松賛林寺とナパ海へツーリングに行ってみた その1 中国-香格里拉

香格里拉に到着して2日目、この日は必ず行こうと思っていたお寺に行ってみた。

香格里拉古城からは少し離れており、バスで行くことも可能だが、その他の場所も行きたかったので電動のバイクを借りることに。

中国ではエンジン付きのバイクはかなり少なく、その代わり街中を大量の電動バイクが走っている。

しかし借りて実際に運転するのは今回が初めてだ。

 

目次

レンタル電動バイクを借りる

 

宿を出てお土産を買った郵便局近くに、小さな英語で「motorbike」と看板に書かれたお店を発見。

 

↑レンタル電動バイクを借りたお店の場所は大体この辺。

 

香格里拉古城内はぽつぽつとレンタルバイク(もしくは自転車)を持っているお店があるので、少し探せば他にも見つけることが出来る。

上の1枚目写真がそのお店だが、ぱっと見は完全に洋服販売店だ。お店の左手に小さなホワイトボードがありそこに書かれていた。

その看板を指差して借りたいことを伝えると、1日50元(約800円。1元を16円で計算)とパスポートデポジットと言う事が分かり、そのままパスポートを渡すことに。

お金でデポジットが可能なところがあれば極力そうするのだが、今回はうまく伝わらず。

そして奥に3台ほどバイクが並んでおり、綺麗そうなものを選んだ。

 

今回こんな感じで電動バイクを借りたが、これが大正解。

自転車でお寺やナパ海を目指して行った人のブログを見つけたが、かなり大変そう。

実際坂道も多く標高も3000mを越えているので普通よりも断然疲れ、自転車だと来れなかっただろうな~、という場所にも行くことが出来たので電動バイクをお勧めしたい。

ちなみにジュネーブ条約に中国は入っていないので、免許はどうなの?という問題があるが、調べてみると現時点ではやはり中国の電動バイクは自転車扱いなので無免許でも大丈夫のようだ。

しかし事故やケガのリスクはあるので、十分注意して運転をすることが必須なのは間違いない。

レンタルする際は各省、地域のルールやその時点での電動バイクの取り扱いについて確認を!

 

バイクの外観はこんな感じ。スクータータイプだ。

少し大き目で2人乗りも可能なサイズで、日本でいうと100㏄クラスの大きさだな。

 

キーシリンダーを回すと電源が付き、アクセルを回せばすぐに動き出す。

セルがないから当然か。

少し違和感はあるが、数十メートルも走れば感覚は十分つかめた。

ただブレーキが弱く、前2:後8くらいで後輪が強く前が弱い。急ブレーキ使うときあれば終わりだなと思いつつ慎重に運転することに。

出来れば借りる際はブレーキの調子を見て、嫌な感じがすればお願いして変えてもらった方がいいだろう。

 

ナンバープレートは無し。

他の電動バイクを見ていても、付いていたり付いてなかったり。日本でいう自転車扱いなのがこういう点でも分かる。

と言う事で、無事に借りれたので街に出てお寺に向かう。

 

Googlemapと街の看板を頼りに松賛林寺を目指す。

 

香格里拉古城からは大通りを北に抜け、ほぼ1本道で行くことが出来る。

 

↑Googlemapで見てみるとこんな感じ。

南の赤ピンが古城を出た所の通り。そこから大通りを北に進み、ロータリーを北に抜け、その先をやや右手方向に曲がって進めば上記の看板が見えてくる。

大体15分くらいでお寺近くのゲートに到着。

 

ここから先は別途バスか歩きにて中に入る必要があり、上の写真の右手の建物裏側に適当に停めてといわれ、そこに置くことに。

 

↑バイクを停めたのは大体この辺り。

道路を渡りすぐ横に、チケット販売所の大きな建物があるのでそこで入場チケットを購入する。

 

ちなみここへは路線バスでも来ることが可能で、このバイク置き場の前にバス停がある。

 

上記のように3路のバスを使い、香格里拉古城近くのバス停から来ることが出来る。

バス停に関しては下の地図か、前の記事でも簡単に紹介をしている。

 

↑香格里拉古城近くの建塘派出所バス停の位置はこの辺。

ここから3路のバスに乗れば、このお寺まで来ることが出来るようだ。

 

下記の記事の後半に、バス停について少し紹介をしている。

 

 

 

 

松賛林寺のチケットを購入

 

バイクを置いたところから道路を渡るとこのような標識があるので進む。

 

こちらの右手にあるのがチケット売り場だ。

対面にある左手はの建物は、後程行ってみたが博物館になっていた。

 

中はチケットブースと入場のゲート、あとはお土産屋と郵便局が入っている感じだった。

 

建物は行って右手にチケットブースがある。

 

入場券が55元、ここからお寺までのバス代が片道10元(往復20元)、謎の説明費というのが15元、これら合わせて90元(約1440円)を支払いチケットを購入。

歩いても片道30分くらいだと思うので、時間がある人は歩いてもいいかもしれない。

途中に綺麗な湖や、村のような建物もあったのでとても雰囲気は良かった。

 

松賛林寺のエリアに入場

 

チケットを購入した後は正面の入場ゲートよりQRを読み込ませて入場。

 

バスが数台並んでおり、特に待つことなく中に入って5分ほどで出発。

 

購入した入場券の裏表。

中国の施設入場券はハガキにもなっているのが素敵だな。これだけでもいいお土産になるアイデアだ。

 

バスの車内はこんな感じ。

結構空いているが途中でバス停があるわけでもなかったので、このまま終点まで行ってしまった。

 

と、バスから外ををみると何やらものすごい風景が見えてきた。

ミニポタラ宮といった感じだな。

そしてバスは終点に到着。乗車時間は5分くらいだった。

 

下車した地点近くには、軽食を販売している人も民族衣装を着て何組か居た。

 

このお寺は雲南省最大のチベット仏教寺院で、現在のダライラマの宗派「ゲルク派」のお寺だ。

チベットラサにあるポタラ宮よりは規模は小さいが、装飾の派手さや周辺の僧院も含めるとかなり立派な寺院だと感じる。

 

↑2014年に撮影したラサにあるポタラ宮。

こう比較すると装飾は意外と地味だが、威厳を感じることが出来るな。

今はどうなっているのか非常に興味のあるラサ。機会があればぜひもう一度行きたいものだな。

 

 

バスを降り入場ゲートへと進む

 

話は戻って、バスを下車してこの門でチケットを確認して、中に入ることが出来た。

 

グループに紛れて入れそうな甘々チェックだった。

一応この係の人にチケットを見せて、ハンコをもらい中へと進んだ。

この入口のゲートは壁画が本当に見ごたえがあり驚いた。

上にある寺院の中は基本写真撮影禁止なので、ここの壁画が多く写真で残すことが出来た。

 

天井に書かれたマントラ。

 

とにかくド派手な壁画、天井画。

 

松賛林寺をモデルにした壁画。

将来はこの空いたスペースにも僧院や建物が立って、びっちり埋まりそうな感じだな。

この入場ゲートの壁画を楽しみ先に進む。

 

敷地内に入ると先には結構急な階段が中心道にあり、その両サイドに僧房がずらりと並んでいる感じだ。

標高が高いのでこの階段を登るのも一苦労だ。

 

チベット仏教独特な色の袈裟が大好きだ。

ゲルクは特有の黄色い帽子をかぶっている人も中にはいた。

 

階段途中から眺めると後ろには絶景を見ることができた。

青空の色が本当に綺麗で、空が近く感じるのがチベット圏の特徴でもある。

 

頂上に着いたら大きな広場があり、そこを中心に3つの僧院が横に並んでいた。

この写真は3つの中にある中心の僧院。

中に入るとかなり多くの僧たちがお経を唱えて修行に励んでいた。

その迫力は凄かったが、写真や動画にできなかったのが残念。ただ言えることはかなりおススメのお寺と言う事のみ。

午前中はそのように中で行動をしているようなので、その光景を見たい人は10時~11時頃にここを訪れると中の様子をみることが出来るだろう。

 

他にも数か所、かなり大きな僧院が並んでおりどれもとても迫力があり見ごたえがあった。

裏手ではスマホを触る僧侶もいたり近代化はしているが、それものんびりとした光景で素敵だ。

 

比較的大きなマニ車、2mくらいはあっただろうか。

昨日訪れた亀山公園のマニ車がいかに大きいかが分かるな。

 

広場右手にある黄色い壁の釈迦牟尼大殿。

 

ここでも変わった衣装を着た観光客が、記念撮影を撮っているいた。

数は多くないけど3グループほど見ることが出来た。

 

そして12時ごろ中でのお勤めが終わりお昼ご飯に出てきた僧たち。

中国国内でもこうやって見ることが出来るのはなかなか新鮮というか驚き。

自由に行動させてもらえれていたらいいんだけど。

 

こんな感じで2時間ほど中や外を見て回り、満喫することが出来た。

ラルンガルゴンパとはまた違った感じの雰囲気で、チベット仏教に触れる感じることは十分できる場所だ。

香格里拉に来た際はマストな場所だと強く感じた。

かなりおススメの寺院だ。

 

 

そして再度下にくだってバス停近くの小高い丘に登ってみた。

 

特に標識は無かったが、人が行き来しているので行ってみることに。

 

そこからは全体的な風景の松賛林寺を見渡すことが出来る、なかなか絶景の場所だった。

遠目ではあるがかなり金ぴかな装飾も見ることができ、望遠レンズがあればこのような写真も撮影可能。

APS-Cサイズのカメラで135㎜のレンズを使い撮影。

 

広角にしていくと下にも多く建物がある様子が良く分かる。

 

こちらが全景。空の青色とマッチしてとても綺麗な光景だ。

もう少し丘の奥に行けば木とかが入らない場所も探せるかと思う。

 

そして入口へ。

ここから乗ってきたバスで再度、チケットを買った入場ゲートへと戻り近くにあった博物館を見学してみた。

それについては次回の記事にて。

 

とにかく写真の撮りごたえもあるが、お坊さんたちのチベット仏教への信仰を感じることが強くできる場所で、本当に来てよかった場所だった。

ただ観光としてではなく、仏教そのものをもっと知りたくなった場所でもある。

 

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