ニッカウヰスキー余市蒸溜所へ行ってきた(Yoichi Distillery)その1

今回の北海道旅行の目的先、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所についに行ってきた。
まだまだウイスキーは初心者だが、ジャパニーズウイスキーの父が作ったこの余市蒸留所は、どうしても早く見に行きたかった。

事前に予約をして当日訪れたが、この蒸留所見学もツアーの空きがあれば当日そのまま入れてくれるとのこと。
でもやっぱり念のため予約はした方がいいだろう。

▼余市駅

札幌の宿から約1時間半かけて、余市に到着。
かなりローカルな路線を乗り継ぎ、素晴らしい風景を見ながら来ることができた。
小樽からはワンマン運行になり、余市までの駅での下車は運転手に賃金を払うようなシステムみたいだ。
斬新すぎる。

▼時刻表

車やバスを使う方は大丈夫だが、鉄道を使う際は本数が少ないので、見学の時間に合わせるような時間配分が必要かもしれない。
駅の近くは特に見どころもないので、変に電車を逃してしまうと1時間以上待つ必要があるので、蒸留所内で見学をするか、駅で待つ、という選択になりそうだ。

ちなみに今回は、10時03分に余市に到着をし、90分の蒸留所見学ツアーを行い、買い物、個人での蒸留所内見学をして13時45分の帰りの電車に乗り、割とちょうどよく見て回れた感じがした。
ゆっくり見る場合は、次の15時の電車が良いかもしれない。

▼運賃表

札幌からくる場合は片道大人1人1070円となっている。
小樽から西のエリアはICカードが使えないようなので、キップで購入の方がいいかもしれない。
もちろんICで入っても、駅員さんがきちんと処理をしてくれて現金支払いは可能だ。


▼余市蒸留所

余市駅を出てまっすぐ5分ほど歩くと、蒸留所が見えてくる。
国の文化財にもなっている建物も、数多くあった。
80年以上前に建てられたとは思えない、綺麗なデザインの蒸留所だ。

▼入り口横の受付

ここの受付で予約時の名前を伝えた。
予約自体は11時30分の回でしていたが、10時30分のツアーでも参加できるという事でそちらに変更をしてもらい、待合室で待つことに。

よく見る蒸留所の風景はこの入り口からのものだったのだな。

▼待合所

待合室の入り口を入ると、ニッカのトレードマーク、ひげのおじさんがお出迎え。
この人は実在したらしく、ウイリアムローリーという19世紀のブレンダーのようだ。
たくさんの匂いをかぎ分けることができる、ブレンドの王様(キング・オブ・ブレンダーズ)と呼ばれていた。

工場見学の時間帯は、9時から12時までの30分毎と、13時から15時30分の30分毎で開催されている。

▼待合所内の様子


ツアーの最後に試飲時間があるが、試飲をしたい人はこのカードに名前と年齢を記入して、試飲場所入り口でスタッフに渡す流れとなる。
ツアーに参加しない場合でも、試飲会場にこのカードが置いてあるので、来場者は自由に試飲ができるシステムだ。

ツアーが始まると、上記のウイスキー製造工程の流れを説明をしてくれ、実際に現場を回る流れとなっている。
建物の配置上、行程順に見ることができないので、全体の流れを知ってもらおうという事だ。

▼珍しいウイスキーなど

ほとんど店舗では見ないようなウイスキーや、終売の商品が展示されている。

▼ツアー参加者

10時半になり、先ほど受付に居た方がツアーのガイドとなり案内をしてくれた。
上記の工程の説明から始まり、実際の工場の見学を見て回った。
平日の午前中だったが、おおよそ35名の参加者がこの時間に集まって参加していた。

このような番号札を渡されるので、それを付けてツアーを回った。

▼蒸留所内の見学

待合室を出てすぐにある、キルン塔。
こちらは生産量の問題で、いまはイベント時にのみ使っているらしい。
ここで泥炭を焚いて、ウイスキーの原料となる大麦の乾燥、匂い付けをしている。
ラッキーにもこの日の数日前にイベントがあったらしく、中はかなり匂いが残っていた。

▼蒸留塔

本来なら次の生産工程は、先ほど燻した大麦を粉砕して糖化し麦汁を作り、酵母を加え醗酵させる醗酵塔での作業があり、その醗酵したものがこちらの蒸留棟に送られる。

そしてこの蒸留棟内のポットスチルで蒸留をする。
この時送られる「もろみ」は、大体アルコール度数8%程度らしい。
それをここで2度蒸留をし、約63%にまで上げてウイスキーの原酒となる。

▼蒸留棟内

現在、棟内には6基のポットスチルがある。
蒸留所はできたころは、手前から4つ目の小さなポットスチル1基のみあり、これで初溜と再溜の2回蒸留を行っており、非常に手間がかかっていたようだ。

現在は手前のポットスチル3基で初溜、奥の新しいポットスチル2基で再溜を行っており、小さなポットスチルは使用をしていないとのこと。

創業者、竹鶴政孝はもともと酒蔵に生まれたという事もあり、ポットスチルの上部にしめ縄がされているのが可愛い。

初溜で20%に、再溜を行い63%までアルコール度数を引き上げる。

▼炭入れの様子

この余市蒸留所は伝統を守り、世界では今ここだけという石炭直火焚き製法で蒸留を行っている。
こうすることでコクのあるウイスキーが作れるという事で、こだわりが見受けられる。
見学中もこまめに石炭を足す場面を見ることができ、熱気と迫力が伝わってきた。

ちなみにツアーでの見学は蒸留棟の比較的奥まで入ることができ、個人では手前までしか入ることができない。
写真を撮るときはツアー時に奥まで入って、撮るのがいいのかも。

ツアー参加以外の一般公開の時は、割と手前で上記のようなひもが引かれていた。

▼醗酵棟

次に訪れたのが、蒸留棟の奥にある醗酵棟。
こちらで醗酵させたものを、先ほどの蒸留棟に送り蒸留をさせることになる。
中までは入ることはできないので、パネルとガイドさんの説明を受けた。

大体3~5日ほど醗酵させることで、8パーセントほどの度数のものができる。
ここから蒸留棟には地下のパイプを通って送るのだが、その理由がここ余市では冬に積もる雪が1.5mにもなるため、凍結防止のためにそのようにしているとのこと。

▼設立当時の事務所

醗酵棟の横には、昭和9年(2018年で言うと84年前)に作られた、当時の事務所がある。
今は中の様子を見ることができるが、ガラス張りで中には入ることができなかった。

▼リタハウス

旧事務所を奥に進むと、リタハウスがある。
もともとは住宅として建てられたが、蒸留所の事務所としても使われ、またここでウイスキー製造の研究やブレンドも一部されて、研究室として使われいたようだ。

最近ではカフェとして営業していたらしいが、老朽化のため耐震基準に合わなくなったこともあって、現在は内部への立ち入りはできなくなっている。

洋館というたたずまいで、とても美しい外観だ。是非中も見てみたかった。

▼旧竹鶴邸

余市町の郊外にあった住居を、平成14年に工場内に移築、復元してこの場所に展示をしている。ロビーのみ入ることができるが、当時のアイテムや歴史を見ることができる場所だ。

レンガの石畳の横に、石の灯篭があったり、2枚目上部に洋風の窓の中にふすまがあったりと、和洋折衷な作りになっている。

▼貯蔵庫

製造工程最後の場所である、一号貯蔵庫。
設立当時からある場所で、現在は見える範囲の場所はすべて空樽で、倉庫奥に原酒を保管しているようだ。
奥行き50mという巨大な倉庫になっている。今現在は全部で26棟もの倉庫があるみたいだ。
倉庫の中は独特な、樽とアルコールの匂いがして変わった雰囲気がした。

製造工程の案内についてはここで終わりで、ウイスキー博物館、試飲場所のニッカ会館、お土産販売のディスティラリーショップノースランドについては、次の記事で紹介!

その2はこちら

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