河津町の河津桜を楽しんだあと、少し早めに移動をして熱海に行くことにした。
河津桜を見て歩いた前回の話はこちらより。
熱海はとても有名な観光地だが、今まで立ち寄ったことがない街だったためだ。
やはり行ったことのない場所に行くのはワクワクできていいものだね!
とりあえず人が多くなってきた河津から、車をおいている伊東まで再度移動。
河津駅から伊東駅へと移動
河津駅からの帰りも各駅停車の普通電車で移動をする事に。
来るときは全然気づかなかったが、伊豆稲取駅にかなりインパクトのある看板が並んでいた。
芸能人が描いた絵がずらりと並んでいて、なかなか面白い取り組みだ。
そして13時半ごろ、伊東へと戻ってきた。
もうお昼を過ぎている時間だったが、この日は朝から何も食べておらず出来れば何か食べたいなぁと考えていた。
そういえば昨日停めた道の駅の前にドン・キホーテがあり、そのすぐ横にはま寿司があったなぁと思い出す。
本当は地元にしかない有名なお店でなにか食べたかったが、この時は熱海への期待感が勝ってしまっていて、とにかく何か食べれたらいいかなと言う感じだった。
という事で、伊東駅に置いていた車に乗り込みすぐ近くのはま寿司へと向かった。
混んでいることも無く、お店にはすんなりと入ることが出来た。
いつもどおりのはま寿司!という感じだったが、海が近いせいか気のせいだろうが、普段より新鮮で美味しく感じたな。
特にアジとカキフライの軍艦が美味しかったな~。10皿ほど食べて、ごちそうさま!
そして車にて伊東から熱海へと移動をすることに。
伊東から熱海にある起雲閣へと移動
▲伊東から熱海への道のり
一応事前に熱海で行ってみたいところを何箇所か目星をつけていて、その1つが「起雲閣」だった。
とりあえず熱海と言えば温泉!と言う事で1か所は温泉に入ること、そして有名な神社である「来宮神社」、ネタになりそうな「熱海秘宝館」と「熱海城」、そして普通に興味があった歴史的な建物の「起雲閣」、熱海でも有名な観光スポットなのだろうこの辺に行けたらなぁと考えていた。
翌日も昼くらいまでは一応熱海観光する時間を作っていたが、他にもできれば行きたいと考えていた小田原があり、この日を有効に使うならここかな~という事で訪れてみた。
伊東から熱海へは途中に工事渋滞があったものの、50分ほどで無事到着することが出来た。
この途中の道も海沿いに走るので素晴らしく、撮影したいなぁという衝動もあったな。
起雲閣周辺には問題なく到着できたのだが、駐車場が少しわかりづらく周辺をすこしうろうろすることに。
そして無事見つけることが出来て、「起雲閣」に到着し館内を見学。
営業時間は17時までで、到着したのが15時40分頃。
1時間ちょっとの時間で見る必要があったけど、写真を撮りながらゆっくり回っても40分ほどで見ることが出来た規模感だ。
起雲閣自体の公式HPは無いが、熱海市の観光情報案内にある程度の情報が掲載されている。
起雲閣 情報
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住所 :〒413-0022 静岡県熱海市昭和町4−2
最寄駅 :JR伊東線来宮駅より徒歩15分
TEL :0557-86-3101
営業時間:9:00-17:00 (入館は16時30分まで)
入場料:大人610円、中・高校生360円、小学生以下は無料
定休日 :水曜日
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起雲閣を見学
この起雲閣と言うのはどういう建物なのか簡単に説明をしたい。
元は大正時代に別荘として建てられた建物で、政治家・実業家である「内田信也」というお方の実母の養生場所、別荘としてスタートをした。
その後、東武鉄道や南海電鉄など日本の鉄道事業に関わる鉄道王と言われた「根津嘉一郎」氏の手に渡り、庭園や洋館の改築が加えられた。
自分はこのお二人の名前すら知らず、昔の建物というだけの知識だけで訪れていたが、調べてみるとなかなか面白い方々でまだまだ知らないことだらけだな、と言う事を感じたところだ。
そして戦後この別荘は旅館として生まれ変わり、歴史や国語の教科書で見た事もあるだろう、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治といった文人に好まれた場所となった。
▲太宰治が宿泊した2階にある座敷「大鳳」
▲「玉姫」に併設されたサンルーム
ステンドグラスの天井や、色鮮やかなタイルの床が非常に特徴的な洋風の空間だ。
「玉姫」の横にはこのような洋風な暖炉のある部屋が置かれていた。
こういう明治、大正の雰囲気が自分は大好きなんだよなぁ。
「玉姫」の奥に進むと、洋風の「玉渓」の間が現れる。
こちらも暖炉が用意されており、広々とした空間が特徴的だと感じた。
その暖炉の上には、なんとブッダの彫刻が壁にはめ込まれており、和洋折衷な空間が生み出されていた。
いや、ほんとに素晴らしく面白い部屋だな。
そして一番面白いと感じた空間はこちら、ローマ風浴槽だ。
洋館である「金剛」に併設された浴室は、今では考えられないようなデザイン。
これのスケールを大きくしたスーパー銭湯があれば流行るんじゃない?とも思ってしまうデザインと空間。
たぶんものすごくお金がかかってると思うけど、今回訪れて所有者のこだわりが一番感じれた部屋だなぁ。
こんな感じでぐるっと施設内を見て回り、最後に訪れたのが「孔雀」の間。
この孔雀の間は1992年12月、将棋の対局で「谷川浩司」と「羽生善治」が使ったという間だった。
当時の新聞などその雰囲気を少し感じれるこの場所も、何とも言えない空間でとても好きな場所だなと思った。
予備知識なしで訪れた、起雲閣。
思った以上に面白く感じれた、なかなかお勧めできる場所だと思う。
自分は文学の事は全然分からないけど、この雰囲気の中で生活をしていれば、確かにいい小説や本が欠けそうな感じがするなぁと思えるところだ。
宿泊場所とするならかなり贅沢な空間だけど、これからも長い間保存して多くの人に見てもらいたいものだな。
この起雲閣を見学した後、本日の宿泊場所であるゲストハウスへと向かった。
そちらの記事は下記より!