河津桜を見た後、立ち寄った小田原で少し散策をしそして巨大な唐揚げ定食の夕食を食べ大満足。
その後、その日の宿泊をするために箱根へとやってきた。
そちらについてはこちらの記事より。
小田原からここ「強羅(ごうら)」の間には箱根湯本があり、そこの駅周辺の街歩き動画撮影をしようと思っていたのだが、訪れた時間が少し遅かったためかお店は全部閉まっていて辺りは真っ暗、人もほとんど歩いていない状態で撮影についてはパス。
そしてどんどん山奥に入って行き、道もカーブが多い山道で箱根の峠道を20分ほど走った。
箱根の地理が全然わからず、いつものように安いドミトリーのあるゲストハウスを予約したのだが、そのゲストハウスがある強羅という場所は、かなり山の上にあるようだった。
箱根のケーブルカーの駅がある強羅に到着した時は20時ごろ、2月下旬だったがなんと雪がそこそこ降っていてびっくり。
標高は約600mとそこそこ登ったなぁとは思っていたが、まさかここで雪を見ることになるとは。
ノーマルタイヤだったけど、積もる前に到着してよかったよかった。
翌日はほんのり雪が降った形跡はあったものの、道路には雪は無く問題なく移動が出来たのは幸いだった。
ということで今回宿泊したこの宿「エンブレムフロー箱根」はBooking.comにて予約を行い宿泊をした。宿についての写真などの詳細ページは下のリンクより見ることが出来る。
エンブレムフロー箱根の場所
▲グーグルマップ上での位置はこの辺
箱根は観光地として有名だが、この強羅という場所も多くのホテルや旅館があって少し驚いた。
正直初めて強羅(ごうら)という名前を聞いたし、駅の周辺は夜は自販機のみでコンビニも歩いて15分くらい行かなければならない、なかなかすごい街だ。
しかし高級な温泉宿がいくつもあるのを知り、宿でゆっくりするリゾート地なのだなと分かった。
たしかに昼間はのんびりとしていて、閑静なエリアなので温泉にゆっくり使って時間を過ごすには素敵な場所だと感じることが出来る。
徒歩圏内に美術館がいくつかあるので、それを目的に宿泊している人もいそうな感じだ。
ちなみに宿から徒歩30秒ほどに位置する駐車場は宿泊者は無料で、スペースは10台くらいあった。
残念ながら駐車場の予約はできず、早い者勝ちで利用が出来るとの事。
もし一杯なら真横に有料の駐車場もあるのでそちらを利用することになる。
横にある有料の駐車場タイムス。
1晩使って880円という料金設定だ。
ゲストハウス受付と1階レストラン、共用スペース
ゲストハウスに入る前、なかなか外観がオシャレで綺麗だなぁと感じていた。
そして中に入ると、コンクリート打ちっぱなしのなんともデザインにこだわった広々としたエントランスが。
正面に受付カウンターがあり、予約確認をしてもらいすぐにチェックインすることが出来た。
館内を散策すると、さらにそのこだわりはより理解できて、まるで美術館の中に宿を用意したかのような凄い素敵な空間が全体に感じる事になる。
チェックイン時に案内された朝食について。
前日までに予約が必要とのことで、1,500円となかなか高額だが見た目はかなり豪華。もしこの写真のまま出てくるなら高級ホテルのような朝食だな。
自分は朝はほとんど食べないので、今回も頼まず。
スナック、バーコーナー
受付カウンター横にはスナックコーナーが用意されている。
先程書いた通りコンビニに行くにも10~15分と少し歩く必要があるので、これは非常にありがたかった。ラインナップもとてもユニークで、ほぼ見た事の無いお酒たち。
後で自分はこの中のワイン缶とチューハイ缶を飲んでみることに。
オーストラリア産の赤ワイン缶。
アルコール度数13%と普通のワインで、1本250円で非常に飲みやすくおいしかった。
ワイン缶の裏はこんな感じ。
こちらはスコットランド産のチューハイのような缶。
アルコール度数5%で、1本280円。
こちらも日本のチューハイのような甘すぎる感じが無く、とてもさっぱりしており美味しく頂けた。
こういう珍しいお酒を飲むことが出来るのも、宿泊してよかった思い出の一つになった。
受付前にはオリジナルグッズも多数販売。
エンブレムフロー箱根のロゴが入ったマグカップ、500円。
Tシャツ類も2500円ほどと気に入ったアイテムがあれば気軽に購入できる値段だった。
レストランスペース
そして受付横から入れるレストランスペースがまたオシャレ!
残念ながら到着した日は営業が終了しており、写真撮影をさせてもらっただけだが、本当にデザインや雰囲気が良く、相当こだわって作った宿なのだなとここでも感じる事に。
かなり大手の資本が入っているのかな?個人でここまでの宿を作るのは無理じゃないかなぁ。
お酒の種類も多く飲んでみたいウイスキーもあったけど、残念ながら飲むことはできず。
営業時間中なら是非ゆっくりと何か注文してみたかった1階にあるレストランスぺ―ス。
もしこの宿に宿泊予定がある人は、営業時間を確認して利用してみてもらいたいものだ。
通路というか館内ギャラリー
そして一番驚いたのが、館内のありとあらゆる場所にアート作品が展示されている事だった。
これが美術館の中に宿があると感じた一番の衝撃だな。
しかも乱雑に適当に置かれているわけじゃなく、スペースを十分にそして上手に使い、作品の見せ方も本当に美術館に居るような感覚だった。
この辺もプロの方が計算しつくして配置されているんだろうなぁと思わせてくれる。
各作品の横にはどのようなアーティストが造ったのかの説明書きもあり、それを見るだけでも楽しかった。
そして各作品は展示されているだけでなく、販売もされていた。
このように価格表もあるので、本当に気に入った作品の値段もすぐに確認が可能。
共有スペース
3階にあったのが、共有スペースの1室。
こちらは24時間使えるわけじゃないけど、飲食や何か作業するような場所となっている。
この中も壁一面面白いデザインが書かれていた。
この時は誰も利用しておらず、すこし落ち着くのには向かないかなと感じた。
ソファーとか一人でゆっくりできるような空間が用意されていたら、もっとよかったかもなと思う。
全誕生日アート
2階と3階の通路の一部に、このようにずらりと作品が並べられていた。
何だろうと見てみたら、1年間すべての月日のアート作品がそれぞれ動物のモチーフとして描かれているものだった。
366枚の作品は面白く、宿泊していた他のゲストも数組この作品を見て楽しんでいた。
と、こんな感じでものすごくこだわりが感じれる館内のアート作品たち。
単に宿泊するだけでなく、強羅と言う地を生かしその宿自体を見て楽しめるような施設をつくろう!と明確なコンセプトがよく伝わる、そんな素晴らしいゲストハウスだった。
キッチンスペース
キッチンスペースも3階の1室に用意されているが、本当に必要最低限、電子レンジと電気ケトルがあるくらいで調理は不可。
受付横のカップラーメンを購入して食べるとか、コンビニ弁当を温めるくらいだな。
小さい冷蔵庫も用意されている。
飲料水はここで無料で入れることが出来る。
宿泊したドミトリーについて
メインのドミトリー内はこんな感じ。
この時宿泊したドミトリーは、1部屋に8ベッド用意されている男女混合のドミトリータイプで、自分が利用したときは1泊2,574円だった。
チェックインの際に、ドミトリー扉のキーとベッド横にある貴重品ボックスのカギを受け取って入室。
ベッドはサイドインのタイプで、しっかりとカーテンも用意されている。
金属製の2段ベッドではなく、きちんとした木の枠で作られているのも好印象。
ベッドにはスリッパ、水、バスタオル、フェイスタオルが置かれていた。
タオルが用意されているのはありがたく、必要十分だろう。
ライトのスイッチが壁にあり、コンセントとUSB口が1つづつ用意されている。
ベッド横にある貴重品ボックス。
ノートPCとカメラくらいは十分入るが、小さめのリュックですら入れるのは厳しいかな。
欲を言えばもう少し大きな箱で、30Lサイズのザックを丸々入れることが出来れば最高だったけど。
カードキーではなく、アナログなカギ。
鍵のデポジットは無く、チェックアウト時に返すだけだ。
ただ多分紛失したら1,000円の再発行手数料のペナルティがあるので、無くさずに管理しよう。
この8人ドミトリ―部屋の中になんとマッサージチェアが1台置かれていた。
ベッドの質がかなりいいなぁと公式サイトを調べてみたら、全ベッドに米国老舗メーカー「Simmons」のベッドを使用しているとのこと。
ここのこだわりも素晴らしい!
そしてドミ内の空調管理もとても良く、かなりぐっすりと眠ることが出来て静かで落ち着いたドミトリーだった。
ランドリー、バス・トイレなど
有料ランドリーは各フロアに用意されており、洗濯が30分200円、乾燥が60分100円、そして洗剤が100円で利用可能だ。
トイレと洗面台もそれぞれのフロアにあり、よく清掃もされており清潔感も◎。
この洗面台でドライヤーも無料で使用可能だ。
そしてお風呂なのだが、ここはシャワールームではなく温泉!があるのだ。
なのでかなりゆっくりと体の疲れをいやすことが出来るだろう。
ただ、もちろん日本式の大浴場なので、そういうのが苦手な人は少しつらいかも。
一応大浴場の中に個室シャワースペースがあるのでそちらも利用可能だ。
大浴場の利用可能時間は、朝6時30分から9時30分まで、それと昼は15時から23時までとなっている。
この写真の木札は何なの?と思うかもしれないが、入浴時は1人1枚この木札を持ち込んで、何人利用しているかを確認するものとなっている。
コロナ対策として最大同時利用が6人までとしているのだ。
エンブレムフロー箱根の施設紹介は以上となる。
大浴場の写真はさすがに撮れなかったが、下記のBookin.comのエンブレムフロー箱根のページにあるので気になる方はそちらで確認をしてもらいたい。
少しとろみの感じる濁り湯で非常に気持ちの良い温泉を堪能することが出来た。
今回の宿泊予約はBooking.comで行い、サイト内での評価は9.0ポイントとなっている。
総評
今回は神奈川県の箱根にある強羅での宿泊となり、かなり独特で総合的に見てもオススメできるゲストハウスだと思う。
立地は正直言って「とてもいい」とは言えないが、箱根エリアに宿泊する場合は駅前でアクセスはよく、このゲストハウスに泊まるために箱根に行くのもあり!と思える館内のすばらしさ、そして設備も綺麗で温泉もありゆっくり過ごすことが出来るだろう。
当然初めて強羅に訪れたが、アクセス面で問題なければとてもおすすめできドミトリー初心者の方でも安心して利用が出来る宿だ。
スタッフさんもとてもフレンドリーで色々話をしてくださり、またレストランの雰囲気も本当に素敵でとにかくすべて好印象だった。
立地 : ★★★☆☆ 強羅駅のほぼ真横とはいえ、ここに来る明確な目的が必要かも
設備 : ★★★★★ 設備は全体的にとても綺麗で清掃もされており使用に不具合は全くなかった
雰囲気 : ★★★★★ 共有スペース、アートエリアの雰囲気はとても素晴らしく、居心地は非常に良かった
スタッフ : ★★★★★ きちんと対応をしてくれ、丁寧で優しい感じが伝わった