Sony アクションカムHDR-AS300を購入し、後々使うであろう長時間撮影をする際に必要な、予備バッテリーの購入をどうしようかなぁと検討をしていた。
HDR-AS300についての開封・動画のレビューはこちらより。
本当はSony純正のバッテリーが欲しいものの、アマゾンにある並行輸入品で1つ4,500円ほど、ヨドバシなんかで購入すると6,000円ほどとかなり高い買い物となってしまう。
そんな中1つの候補であったのが相互バッテリーだ。
どこのメーカーかは残念ながら聞いたこともない謎なところだが、相互品は2個で2,000円ほどで購入でき、価格的には非常に魅力的な製品。
今回はそんな相互バッテリー「ENEGON」というメーカー製の、NP-BX1相互バッテリーを購入してみた。
こちらの製品を、満充電からの録画可能時間についてを純正のものと比べてみた。
Sony NP-BX1相互バッテリー(ENEGON製)を開封
今回購入したENEGONというメーカーの相互バッテリーは、アマゾンで購入。
茶色い段ボールの箱に、シンプルにENEGONとメーカー名が書かれているのみ。
※追記:2020年8月に再度アマゾンのページを見たところ、この製品は取り扱いが終わっているようでページが消えている。また以前は見つけれた他のメーカーの、Sony NP-BX1相互バッテリーもかなり減っており1つしか見つけることが出来なかった。
この商品は、バッテリーチャージャー、NP-BX1相互バッテリー2個、充電用ケーブル1本がセットになったもので、価格は2,099円(税込み)だった。
箱を開けて中身を取り出してみる。
簡単な保証書兼、取扱説明書が一枚。
18か月の保証が付いてるらしいけど、そこまで使うかは謎だな。
バッテリーチャージャー
バッテリーチャージャーはこんな感じ。
2つ同時に充電が出来るような仕組みになっている。
バッテリー本体にも書いてあったが、メイドインチャイナのようだ。
本体側面は、mini USB-Type B端子と、micro USB-Type B端子の2種類が付いていた。
付属の充電ケーブル
ちなみに付属していたケーブルは、USB-Type A – mini USB-Type B のケーブルだった。
NP-BX1相互バッテリー
相互バッテリー本体はそれぞれ小さいビニール袋に入って、それが紙の白い箱に入れられていた。
バッテリーの外観表。
バッテリーの外観裏。
純正バッテリーと外観を比較してみると、
純正バッテリーが、「3.6V 4.5Wh 1240mAh」となっているのに対し、
相互バッテリーは、「3.7V 4.8Wh 1300mAh」と少し容量が大きくなっている。
裏面はそれぞれこんな感じ。
とりあえず見た目はある程度違うものの、実際に使える時間・容量が一番大事なのでそれが純正とどれくらい違うのか実際に撮影をしてみて検証してみた。
HDR-AS300を使い相互バッテリーの連続撮影時間と動画ファイル容量を検証
ここでは純正のバッテリーを使ったときと、相互バッテリーを使ったときの連続撮影可能時間を調べてみた。
条件としては、YouTubeなどにアップする際に撮るであろう、使う頻度の高そうな「フルハイビジョン1080p,60fps」と少しフレームレート抑えた「フルハイビジョン1080p,30fps」の2パターンで撮影することにした。
60fpsというのは1秒間に60枚撮影をしていることを指し、30fpsよりも60fpsの方がより滑らかな動画となる。しかし撮影する枚数が多くなるので、必然的にファイル容量も大きくなってしまう。
撮影する人が求めているクオリティによって、この辺の設定は変わってくるだろう。
それを上記の2つのバッテリーで行い、満充電からの撮影を計4回撮影をしてみた。
またそれぞれの動画サイズを調べて、この設定でこの時間の場合はこのSDカードがあれば容量が足りるということも見てみた。
その他の条件としては、
動画ぶれ補正「ON」、wifi接続設定「ON」、Bluetooth設定「OFF」、GPSログ「ON」という感じ。
以上の条件で検証を開始。
比較検証した結果について
テスト1つめ、純正バッテリーを使い1080p,60fpsでの撮影時。
撮影時間:1時間32分54秒
ファイルサイズ:約35.22GB
テスト2つめ、相互バッテリーを使い1080p,60fpsでの撮影時。
撮影時間:1時間16分42秒
ファイルサイズ:約29.16GB
テスト3つめ、純正バッテリーを使い1080p,30fpsでの撮影時。
撮影時間:2時間3分14秒
ファイルサイズ:約46.69GB
テスト4つめ、相互バッテリーを使い1080p,30fpsでの撮影時。
撮影時間:1時間52分34秒
ファイルサイズ:約42.65GB
1080p,60fpsでは純正バッテリーが約16分、1080p,30fpsでは約10分、それぞれ純正バッテリーの方が長時間録画した結果となった。
相互バッテリーの方が容量が少し大きく表示されているが、やはりセル等の品質に違いがあるのか純正バッテリーのほうが長く撮影できるようだ。
またフレームレートの差でもかなり大きな差が出たので、少しでも長時間録画をしたいという人は30fpsに落として撮影すると約2時間の撮影が可能となる。
この場合はSDカードの容量は64GBを選べば十分対応できるだろう。
こんな感じで行ってみたバッテリーの比較テストだが、値段を考えればこれくらいの容量の少なさは許容範囲で、十分満足するアイテムだなと感じた。
あとはどれくらい繰り返し使えるかの耐久についても気になるが、こちらはしばらく時間がかかるだろうな。
また不具合など何かあれば追記で書いていこうと思う。