大理2日目に訪れた大理古城から少し離れた喜洲。
大理古城から1時間弱でこの場所まで来ることができ、大理古城とはまた違ったものが見れるお勧めの場所だ。
大理古城から喜洲までの行き方はこちらより。
喜洲のエリアは大理古城に比べて小さく、今回訪れた時は3時間ほど喜洲に滞在したが、見たかった街並みをぐるりと歩き、四方街にある厳家大院を見学してちょうどいい感じだった。
↑喜洲のスタートはこの正義門から。
ここから奥に歩くと行き当たりに四方街があり、そこを南北にある通りを歩いてみた。
喜洲は全体的に大理古城よりは、比較的古い建物がそのまま残っているような印象を受けた。
ペー族(白族)の独特な建築物を、少し歩けばいろいろと見つけることが出来る。
この街も緑が多く、なかなか爽やかな感じがする場所だった。
通りで販売をしている人々の中には、民族衣装を着て売る人もおり雰囲気がある。
メインの通りはこんな感じで、お店が両側に並んでおり賑やかな感じだ。
ただ営業の声掛けなどは全くなかったので、気になるお店があればゆっくりと見ることが出来る。
大理古城にも多くみられたがこの辺りは染め物が有名らしく、ここでもいたるところでこのような商品を販売しているのを見かけた。
かなり綺麗なデザインの物もあり正直1枚欲しかったけど、荷物になるので断念。
お茶?漢方?のお店。
この通りにお昼ご飯を食べた、手打ちで麺を打ってくれた蘭州拉麺屋さんがある。
この牛肉拉麺はとても美味しくて忘れられない味だ。
もう少し奥に行くと、四方街が見えてくる。
雲南省のある街にはこのように中心に四方街と呼ばれる広場があり、ここから同心円状に街が広がっているのが特徴的だ。
この四方街の奥には南北を通る道があるので、そこの通りも適当に散策をしてみた。
かなり年期の入った、雰囲気のある散髪屋さん。
そんなお店があると思いきや、こんな感じのかなりオシャレなお店も多くみられた。
感覚的に大理古城はチェーン店が多かったけど、喜洲は個人でやっているようなコダワリのあるお店が結構目に留まった。
買い物をするならこちらの方がお勧めかな。
インスタ映え交差点。
確かに雰囲気は好きだな。ここでの写真を撮るのに10人以上右横に若い観光客が並んでいた。
有名なスポットのようだ。
骨董品を扱うお店。
英語がかなり上手な店主に、販売しているものについていろいろと説明をしてもらった。
しかしお値段はなかなかのもの。
喜洲古鎮マンホール。
日本ではマンホールカードなるものが流行っているようだが、海外のマンホールもなかなか面白い。
少し奥に入れば、独特な雰囲気のある歴史を感じさせる小道も多い。
昔のたたずまいの一般家庭かな?
そして喜洲のツーリストインフォメーションセンターでもらった地図に、気になったモスクの文字。
どんなところか探して行ってみた。
↑場所は大体この辺。
少し迷って探してようやく見つけたモスク。
大きな建物だが看板などは一切なく、たまたまアザーンの時間で音のなる方に行って見つけれた感じ。
うーん、やはりいろいろと闇が深そう。
表の道路からは全く分からず、この右小道の奥まで行けばモスクだと分かる。
入口は小さめ。
壁にはアラビア語と中国語の併記で何か書かれてあった。
中にあるモスクはかなり立派。
外からも見えそうだけど、外壁がそれ以上に高く大きく人目に付きにくくなっている。
中には入らなかったが、ちょうどお祈りの時間でシーンとした空気が流れていた。
これも結構古い建物なのかな。
とにかく立派な中国風モスクだった。なかなか見ごたえもあり探して来てよかったな。
こんな感じで街を散策して、一番見たかった四方街にある厳家大院に行くことに。
↑グーグルマップには登録されていないが、四方街の南側に位置していた。
厳家大院は喜洲の中でも特に保存状態が良いペー族の居住区となっており、今は博物館として開放されている。
入場料は25元(約400円。1元を16円で計算)。
右手の大きな看板の下がチケット売り場で、そこでチケットを買い左手の門から入場をする。
全体図はこんな感じ。かなり奥に広くつながっているデザインとなっている。
奥からは出れないので、ぐるっと回って奥まで行って再度入り口横から出る感じだ。
ペー族の独特な建築方法、三方一照壁が入ってすぐに見ることが出来る。
広場のスペースに向かって建屋を3方向に作り、残りの1方向に大きな壁を作る特徴的なものだ。
1階と2階の各部屋に展示物があり、思ったより広く見て回る必要がある。
2階の天井は場所によっては、とても低く頭を打ちそうになる。
当時使われていた家具など。
一部彫刻品が飾っているエリアもあった。
下でどうやら作っていたので販売もしているのかも。
昔のままの寝室も。
なかなかゴージャスな雰囲気。
奥に行けば四方を建屋で囲んだスペースも。
かなり貴重な空間にいるような感じがし、ここは来てよかったなと再確認できた。
奥のスペースにはお茶の試飲スペースが並んでおり、ツアーなどできた場合はここでお茶を飲み気に入ったものがあれば購入できるような感じだった。
飾られた看板たち。これも当時の物だろうか、くたびれ具合がいい味を出していた。
こんな感じで厳家大院内の観光は、1時間もあれば十分見て回れるだろう。
もう少し説明文などがあればよかったかなと思ったが、見て体感できるだけでも当時の文化を味わうことが出来るいい場所となった。
喜洲に来たときは街散策も楽しかったが、厳家大院の中もぜひ見る価値がある博物館となっている。